PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第38問

理学療法治療学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第38問(理学療法治療学)の正答は 1 です。PTB式免荷装具は膝蓋腱と脛骨内側顆などで体重を受け、下腿骨幹部から足部を免荷する装具である。

問題
PTB式免荷装具について正しいのはどれか。
  1. 1. 歩行あぶみ(パッテン底)は舟状骨の真下に置く。 ✓
  2. 2. ハムストリングスを圧迫するように装着する。
  3. 3. 脛骨高原骨折で適応となる。
  4. 4. 膝蓋骨は荷重部位である。
  5. 5. 膝関節は固定される。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 歩行あぶみ(パッテン底)は舟状骨の真下に置く。

PTB式免荷装具は膝蓋腱と脛骨内側顆などで体重を受け、下腿骨幹部から足部を免荷する装具である。足は宙に浮かせ、床にはあぶみ(パッテン底)で接地する。あぶみの位置は舟状骨の真下に合わせる。


【各選択肢の解説】

1. 歩行あぶみ(パッテン底)は舟状骨の真下に置く。
✅ 正しい。あぶみを足部のほぼ中央にあたる舟状骨の真下に置くと、立脚期に前後どちらにも傾きすぎず、踏み返しが行いやすい。
2. ハムストリングスを圧迫するように装着する。
❌ 誤り。後壁は膝窩部を前方へ押して膝蓋腱を荷重面に押し付けるが、ハムストリングスの腱を圧迫すると痛みと膝屈曲の妨げになる。正しくはハムストリングスの腱は圧迫しないように逃がす。
3. 脛骨高原骨折で適応となる。
❌ 誤り。荷重部の膝蓋腱・脛骨顆部のすぐ近くに骨折がある脛骨高原骨折では、そこに体重がかかってしまう。正しくは下腿骨幹部や足関節・足部の骨折などが適応である。
4. 膝蓋骨は荷重部位である。
❌ 誤り。膝蓋骨は圧迫すると痛みが出やすい部位である。正しくは荷重部位は膝蓋腱(膝蓋靱帯)で、膝蓋骨は除圧する。
5. 膝関節は固定される。
❌ 誤り。正しくはPTB式免荷装具は膝継手を持たず膝の屈伸を妨げないため、膝関節は固定されない。

【試験対策ポイント】

  • 荷重部=膝蓋腱(膝蓋骨ではない)
  • 適応=下腿骨幹部・足関節・足部の免荷(脛骨高原は不適)
  • 膝は固定しない・あぶみは舟状骨の真下
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