PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第39問

理学療法治療学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第39問(理学療法治療学)の正答は 1 です。口すぼめ呼吸は口をすぼめて呼出することで気道内圧を高め、末梢気道の虚脱(早期閉塞)を防ぐ呼吸法です。

問題
口すぼめ呼吸で正しいのはどれか。
  1. 1. 気道の虚脱を抑える。
  2. 2. 全肺気量を増加させる。
  3. 3. 吸気時間を延長させる。
  4. 4. 呼吸仕事量を増加させる。
  5. 5. 機能的残気量を増加させる。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 気道の虚脱を抑える。

口すぼめ呼吸は口をすぼめて呼出することで気道内圧を高め、末梢気道の虚脱(早期閉塞)を防ぐ呼吸法です。COPDなど閉塞性換気障害で呼気時の気道閉塞を抑え、効率的な呼出を助けるため、選択肢1が正しい記述です。


【各選択肢の解説】

1. 気道の虚脱を抑える。
✅ 正しい。呼気時に気道内圧を高く保ち、末梢気道の虚脱を防いで呼出をしやすくします。
2. 全肺気量を増加させる。
❌ 誤り。口すぼめ呼吸は呼出を促進してエアトラッピングを軽減するもので、全肺気量を増やすものではありません。
3. 吸気時間を延長させる。
❌ 誤り。延長させるのは呼気時間で、ゆっくり長く吐くことが目的です。
4. 呼吸仕事量を増加させる。
❌ 誤り。効率的な換気により呼吸困難と呼吸仕事量を軽減します。
5. 機能的残気量を増加させる。
❌ 誤り。エアトラッピングを減らすことで、むしろ過膨張(機能的残気量増大)を改善する方向に働きます。

【試験対策ポイント】

口すぼめ呼吸はCOPDの代表的呼吸法で、呼気時に気道内圧を高め末梢気道の虚脱を防ぐ→呼気延長・エアトラッピング軽減・呼吸困難軽減という効果の連鎖で理解します。腹式(横隔膜)呼吸とセットで、閉塞性換気障害に対する呼吸理学療法の基本として頻出です。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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