PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第42問

生理学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第42問(生理学)の正答は 4 です。全身持久力(有酸素)トレーニングの長期効果では、骨格筋の毛細血管密度はむしろ「増加」します。

問題
全身持久力トレーニングの長期効果について誤っているのはどれか。
  1. 1. 血圧の低下
  2. 2. 心拍出量の増加
  3. 3. 最大酸素摂取量の増加
  4. 4. 骨格筋毛細血管密度の減少
  5. 5. 動静脈酸素含有量較差の増加

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 骨格筋毛細血管密度の減少

全身持久力(有酸素)トレーニングの長期効果では、骨格筋の毛細血管密度はむしろ「増加」します。これは末梢での酸素供給能を高める適応であり、「減少」とする選択肢4が誤りです。


【各選択肢の解説】

1. 血圧の低下
✅ 正しい。持久力トレーニングは安静時血圧を低下させる効果があります。
2. 心拍出量の増加
✅ 正しい。1回拍出量の増大により最大運動時の心拍出量が増加します。
3. 最大酸素摂取量の増加
✅ 正しい。中心性・末梢性の適応によりVO2maxが増加します。
4. 骨格筋毛細血管密度の減少
❌ 誤り。毛細血管密度は増加し、酸素・基質の供給能が高まります。記述が逆です。
5. 動静脈酸素含有量較差の増加
✅ 正しい。末梢での酸素利用能向上により、動静脈酸素較差(A-VO2 difference)が拡大します。

【試験対策ポイント】

有酸素トレーニングの適応は中心性(1回拍出量↑・心拍出量↑・安静時心拍数↓)と末梢性(毛細血管密度↑・ミトコンドリア↑・酸化酵素↑・動静脈酸素較差↑)に分けて整理します。VO2max=心拍出量×動静脈酸素較差の式で、両因子が増えてVO2maxが向上すると理解すると、誤りの「減少」を見抜けます。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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