第50回 理学療法士国家試験 午後 第43問
運動学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第43問(運動学)の正答は 3 です。1歩行周期の関節角度の波の数を問う問題。
問題
正常歩行について正しいのはどれか。
- 1. 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
- 2. 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
- 3. 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。 ✓
- 4. 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
- 5. 高齢者では歩行比が大きくなる。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
1歩行周期の関節角度の波の数を問う問題。股関節は1回、膝関節と足関節は2回ずつ屈伸(背屈・底屈)を繰り返す。
【各選択肢の解説】
1. 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
❌ 誤り。股関節は初期接地の屈曲位から立脚期に伸展し、遊脚期に屈曲へ戻る単一の波である。正しくは屈曲と伸展が1回ずつ生じる。
❌ 誤り。股関節は初期接地の屈曲位から立脚期に伸展し、遊脚期に屈曲へ戻る単一の波である。正しくは屈曲と伸展が1回ずつ生じる。
2. 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
❌ 誤り。膝関節は荷重応答期の軽い屈曲(約15°)→立脚中期の伸展→遊脚期の大きな屈曲(約60°)→初期接地前の伸展という二峰性の波を描く。正しくは2回ずつ生じる。
❌ 誤り。膝関節は荷重応答期の軽い屈曲(約15°)→立脚中期の伸展→遊脚期の大きな屈曲(約60°)→初期接地前の伸展という二峰性の波を描く。正しくは2回ずつ生じる。
3. 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
✅ 正しい。(=正答)踵接地後の底屈→立脚中期〜終期の背屈→前遊脚期の底屈→遊脚期の背屈と、背屈と底屈が2回ずつ現れる。
✅ 正しい。(=正答)踵接地後の底屈→立脚中期〜終期の背屈→前遊脚期の底屈→遊脚期の背屈と、背屈と底屈が2回ずつ現れる。
4. 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
❌ 誤り。正しくは立脚相:遊脚相は約6:4(60%:40%)である。
❌ 誤り。正しくは立脚相:遊脚相は約6:4(60%:40%)である。
5. 高齢者では歩行比が大きくなる。
❌ 誤り。歩行比=歩幅÷歩行率。高齢者は歩行率より歩幅が大きく減るため、正しくは歩行比は小さくなる。
❌ 誤り。歩行比=歩幅÷歩行率。高齢者は歩行率より歩幅が大きく減るため、正しくは歩行比は小さくなる。
【試験対策ポイント】
| 関節 | 1歩行周期の波 |
|---|---|
| 股関節 | 屈曲・伸展 1回 |
| 膝関節 | 屈曲・伸展 2回(二重膝作用) |
| 足関節 | 背屈・底屈 2回 |
立脚相60%・遊脚相40%、両脚支持期は1周期に2回。
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