PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第63問

生理学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第63問(生理学)の正答は 1 です。副交感神経(迷走神経)はアセチルコリンを放出し、気管支平滑筋のムスカリン受容体を介して気管支を収縮させる。

問題
副交感神経の作用はどれか。
  1. 1. 気管支の収縮 ✓
  2. 2. 心拍数の増加
  3. 3. 涙液の分泌抑制
  4. 4. 膵液の分泌抑制
  5. 5. 内肛門括約筋の収縮

正答:1番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 56.3%標準

32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 気管支の収縮

副交感神経(迷走神経)はアセチルコリンを放出し、気管支平滑筋のムスカリン受容体を介して気管支を収縮させる。副交感神経は「休息・消化」の方向に働く。


【各選択肢の解説】

1. 気管支の収縮
✅ 正しい。安静時に換気量が少なくてよい状態に合わせて気道を狭める。交感神経はβ2受容体を介して逆に気管支を拡張させる。
2. 心拍数の増加
❌ 誤り。迷走神経は洞房結節の興奮頻度を下げる。正しくは心拍数を減少させる。心拍数を増加させるのは交感神経である。
3. 涙液の分泌抑制
❌ 誤り。涙腺は副交感神経(顔面神経を経る線維)の刺激で分泌が増える。正しくは涙液の分泌を促進する。
4. 膵液の分泌抑制
❌ 誤り。迷走神経は膵臓の外分泌を高める。正しくは膵液の分泌を促進する。消化液の分泌は副交感神経で増える。
5. 内肛門括約筋の収縮
❌ 誤り。排便の方向に働く副交感神経(骨盤内臓神経)は直腸を収縮させ、内肛門括約筋を弛緩させる。正しくは内肛門括約筋の弛緩で、収縮させるのは交感神経である。

【試験対策ポイント】

器官副交感神経交感神経
心拍数減少増加
気管支収縮拡張
瞳孔縮小散大
唾液漿液性で多量の分泌粘稠で少量の分泌
膵液などの消化液分泌促進抑制
消化管運動促進抑制
内肛門括約筋弛緩収縮

「抑制」「収縮」の語を見たら、どちらの神経の作用かを表で照合する。

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