第50回 理学療法士国家試験 午後 第67問
生理学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第67問(生理学)の正答は 4 です。胃に食物が入ると、反射的に結腸の強い蠕動(大蠕動)が起こり、便が直腸へ送られる。
問題
排便機構で正しいのはどれか。
- 1. 排便中枢は第10〜12胸髄に存在する。
- 2. 排便反射では外肛門括約筋が収縮する。
- 3. 下行結腸に便が貯留すると便意を生じる。
- 4. 胃結腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。 ✓
- 5. 副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.6%標準
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 胃結腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。
胃に食物が入ると、反射的に結腸の強い蠕動(大蠕動)が起こり、便が直腸へ送られる。これが胃結腸反射で、朝食後に便意が起こりやすい理由である。
【各選択肢の解説】
1. 排便中枢は第10〜12胸髄に存在する。
❌ 誤り。正しくは排便の脊髄反射中枢は仙髄(S2〜S4)にある。
❌ 誤り。正しくは排便の脊髄反射中枢は仙髄(S2〜S4)にある。
2. 排便反射では外肛門括約筋が収縮する。
❌ 誤り。排便時は直腸が収縮し、内肛門括約筋とともに外肛門括約筋もゆるむ。正しくは外肛門括約筋は弛緩する。外肛門括約筋は随意筋(陰部神経支配)で、収縮させると排便をがまんできる。
❌ 誤り。排便時は直腸が収縮し、内肛門括約筋とともに外肛門括約筋もゆるむ。正しくは外肛門括約筋は弛緩する。外肛門括約筋は随意筋(陰部神経支配)で、収縮させると排便をがまんできる。
3. 下行結腸に便が貯留すると便意を生じる。
❌ 誤り。正しくは便が直腸に入り直腸壁が伸展されると、その刺激が仙髄・大脳へ伝わって便意が生じる。
❌ 誤り。正しくは便が直腸に入り直腸壁が伸展されると、その刺激が仙髄・大脳へ伝わって便意が生じる。
4. 胃結腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。
✅ 正しい。胃の伸展が刺激となって結腸の大蠕動が起こり、結腸内容が直腸へ送られる。排便習慣の指導で食後のトイレ誘導が勧められる根拠になる。
✅ 正しい。胃の伸展が刺激となって結腸の大蠕動が起こり、結腸内容が直腸へ送られる。排便習慣の指導で食後のトイレ誘導が勧められる根拠になる。
5. 副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する。
❌ 誤り。正しくは副交感神経は消化管運動を促進する。抑制的に働くのは交感神経である。
❌ 誤り。正しくは副交感神経は消化管運動を促進する。抑制的に働くのは交感神経である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 排便中枢 | 仙髄 S2〜S4(排尿中枢と同じ高さ) |
| 便意の発生 | 直腸壁の伸展 |
| 内肛門括約筋 | 不随意筋。副交感で弛緩・交感で収縮 |
| 外肛門括約筋 | 随意筋(陰部神経)。排便時に弛緩 |
| 胃結腸反射 | 食後に結腸の蠕動が亢進 |
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