第50回 理学療法士国家試験 午後 第68問
生理学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第68問(生理学)の正答は 4 です。これが「誤っている」記述です。
問題
基礎代謝について誤っているのはどれか。
- 1. 安静臥床で計測する。
- 2. 体温の上昇によって増加する。
- 3. 同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
- 4. 代謝当量(METs)は、作業時代謝量 ÷ 基礎代謝量で表す。 ✓
- 5. 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 代謝当量(METs)は、作業時代謝量 ÷ 基礎代謝量で表す。
これが「誤っている」記述です。METs(代謝当量)は安静座位の酸素消費量を1とした倍数であり、作業時代謝量÷安静時代謝量で表します。基礎代謝量で割るのは誤りです。
【各選択肢の解説】
1. 安静臥床で計測する。
✅ 正しい。基礎代謝は早朝空腹・安静覚醒・快適室温での安静臥床状態で計測します。
✅ 正しい。基礎代謝は早朝空腹・安静覚醒・快適室温での安静臥床状態で計測します。
2. 体温の上昇によって増加する。
✅ 正しい。体温が約1℃上昇すると基礎代謝は約13%増加するとされ、発熱時は代謝が亢進します。
✅ 正しい。体温が約1℃上昇すると基礎代謝は約13%増加するとされ、発熱時は代謝が亢進します。
3. 同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
✅ 正しい。基礎代謝量は体重よりも体表面積によく比例します。
✅ 正しい。基礎代謝量は体重よりも体表面積によく比例します。
4. 代謝当量(METs)は、作業時代謝量 ÷ 基礎代謝量で表す。
❌ 誤り(これが正答)。METsは安静座位時の酸素消費量(約3.5mL/kg/分)を基準とし、作業時代謝量÷安静時代謝量で表します。基礎代謝量で割るのは誤りです。
❌ 誤り(これが正答)。METsは安静座位時の酸素消費量(約3.5mL/kg/分)を基準とし、作業時代謝量÷安静時代謝量で表します。基礎代謝量で割るのは誤りです。
5. 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。
✅ 正しい。食事誘発性熱産生(特異動的作用)は栄養素で異なり、蛋白質が最も大きく(約30%)、糖質・脂質は小さいとされます。
✅ 正しい。食事誘発性熱産生(特異動的作用)は栄養素で異なり、蛋白質が最も大きく(約30%)、糖質・脂質は小さいとされます。
【試験対策ポイント】
「誤っているものを選ぶ」設問。1MET=安静座位の酸素消費量(約3.5mL/kg/分)で、運動強度はその倍数で表す(例:歩行3METs、ジョギング7METs)。METsは「安静時代謝量」を基準にする点が要注意で、基礎代謝量とは厳密には区別される。食事誘発性熱産生(DIT)は蛋白質>糖質>脂質の順で大きい。心臓リハの運動処方でMETsはよく使われるので、代表的活動のMETs値も合わせて覚えておく。
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