PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第69問

運動学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第69問(運動学)の正答は 1 です。横隔膜は最も主要な吸気筋で、収縮して下降することで胸郭内容積を広げ空気を吸い込みます。

問題
筋と呼吸運動の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 横隔膜 ─── 吸気
  2. 2. 腹直筋 ─── 吸気
  3. 3. 大胸筋 ─── 呼気
  4. 4. 内肋間筋 ─── 吸気
  5. 5. 胸鎖乳突筋 ─── 呼気

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 横隔膜 ─── 吸気

横隔膜は最も主要な吸気筋で、収縮して下降することで胸郭内容積を広げ空気を吸い込みます。これが正しい組合せです。


【各選択肢の解説】

1. 横隔膜 ─── 吸気
✅ 正しい。横隔膜は安静吸気の主役で、収縮(下降)により胸腔を拡大します。
2. 腹直筋 ─── 吸気
❌ 誤り。腹直筋は腹圧を高めて横隔膜を押し上げる呼気筋(努力呼気)です。吸気ではありません。
3. 大胸筋 ─── 呼気
❌ 誤り。大胸筋は上肢を固定したとき肋骨を引き上げる補助吸気筋として働きます。呼気ではありません。
4. 内肋間筋 ─── 吸気
❌ 誤り。内肋間筋は肋骨を引き下げる呼気筋です。肋骨を挙上して吸気に働くのは外肋間筋です。
5. 胸鎖乳突筋 ─── 呼気
❌ 誤り。胸鎖乳突筋は努力吸気時に胸郭上部を引き上げる補助吸気筋です。呼気ではありません。

【試験対策ポイント】

呼吸筋は吸気か呼気かを振り分けて覚える。吸気筋=横隔膜・外肋間筋(主)/斜角筋・胸鎖乳突筋・大胸筋・小胸筋(補助)呼気筋(努力時)=内肋間筋・腹筋群(腹直筋・腹横筋・内外腹斜筋)。安静呼気は筋の弛緩と肺の弾性で受動的に起こり、努力呼気で初めて呼気筋が働く。「外肋間=吸気・内肋間=呼気」「腹筋=呼気」を確実に区別する。

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