第50回 理学療法士国家試験 午後 第71問
運動学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第71問(運動学)の正答は 1 です。肩甲骨の上方回旋(腕を挙上する際に関節窩を上に向ける動き)は、前鋸筋と僧帽筋(上部・下部)の共同作用で起こります。
問題
肩甲骨の上方回旋に働く筋はどれか。
- 1. 前鋸筋 ✓
- 2. 小胸筋
- 3. 広背筋
- 4. 大菱形筋
- 5. 肩甲挙筋
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.8%参考値
11人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 前鋸筋
肩甲骨の上方回旋(腕を挙上する際に関節窩を上に向ける動き)は、前鋸筋と僧帽筋(上部・下部)の共同作用で起こります。選択肢中では前鋸筋がこれにあたります。
【各選択肢の解説】
1. 前鋸筋
✅ 正しい。前鋸筋は肩甲骨を前外方へ引きつつ下角を外側へ回し、上方回旋させます。僧帽筋とともに上肢挙上に必須です。
✅ 正しい。前鋸筋は肩甲骨を前外方へ引きつつ下角を外側へ回し、上方回旋させます。僧帽筋とともに上肢挙上に必須です。
2. 小胸筋
❌ 誤り。小胸筋は烏口突起を引き下げ、肩甲骨を下方回旋させます。上方回旋とは逆です。
❌ 誤り。小胸筋は烏口突起を引き下げ、肩甲骨を下方回旋させます。上方回旋とは逆です。
3. 広背筋
❌ 誤り。広背筋は上腕骨に停止し肩関節の伸展・内転・内旋に働く筋で、肩甲骨の上方回旋作用はありません。
❌ 誤り。広背筋は上腕骨に停止し肩関節の伸展・内転・内旋に働く筋で、肩甲骨の上方回旋作用はありません。
4. 大菱形筋
❌ 誤り。大菱形筋は肩甲骨を内側へ引き、下方回旋に働きます。
❌ 誤り。大菱形筋は肩甲骨を内側へ引き、下方回旋に働きます。
5. 肩甲挙筋
❌ 誤り。肩甲挙筋は肩甲骨を挙上し、下方回旋に関与します。
❌ 誤り。肩甲挙筋は肩甲骨を挙上し、下方回旋に関与します。
【試験対策ポイント】
肩甲骨の回旋は「上方回旋」と「下方回旋」で筋を二分する。上方回旋=前鋸筋+僧帽筋(上部・下部)(腕を上げるときに働く)。下方回旋=菱形筋(大・小)・肩甲挙筋・小胸筋(腕を下ろす・引くときに働く)。前鋸筋麻痺(長胸神経麻痺)では上方回旋できず翼状肩甲となり、上肢挙上が困難になる点も臨床と結びつけて頻出。
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