PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第74問

運動学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第74問(運動学)の正答は 1 です。矢状面で見た成人の静止立位の重心線は、足関節軸(外果)のやや前方を通る。

問題
成人の静止立位で正しいのはどれか。
  1. 1. 重心線は足関節軸の前方を通る。 ✓
  2. 2. 重心線は膝関節軸の後方を通る。
  3. 3. 重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
  4. 4. 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
  5. 5. 小児より身長に対する重心位置が高い。

正答:1番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 37.5%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 重心線は足関節軸の前方を通る。

矢状面で見た成人の静止立位の重心線は、足関節軸(外果)のやや前方を通る。そのため身体には足関節を背屈させて前へ倒す力が働き、下腿三頭筋が持続的に働いてこれを支える。


【各選択肢の解説】

1. 重心線は足関節軸の前方を通る。
✅ 正しい。重心線が足関節より前にあるので、立位保持にはヒラメ筋を中心とした下腿三頭筋の活動が必要になる。立位で前脛骨筋より下腿三頭筋の活動が目立つのはこのためである。
2. 重心線は膝関節軸の後方を通る。
❌ 誤り。正しくは重心線は膝関節軸のやや前方を通る。膝を伸展させる力が働くため、膝は伸展位で靱帯と関節の形で安定し、大腿四頭筋の活動は少なくて済む。
3. 重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
❌ 誤り。正しくは重心線は環椎後頭関節のやや前方を通る。頭部には前へ倒れる力が働き、後頸部の筋がこれを支える。
4. 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
❌ 誤り。正しくは成人の身体重心は第2仙椎のやや前方(骨盤内)にある。腰椎と仙椎の取り違えである。
5. 小児より身長に対する重心位置が高い。
❌ 誤り。小児は身長に対して頭部が大きく下肢が短いため、身長に対する重心の位置が高い。正しくは成人のほうが小児より低い。

【試験対策ポイント】

部位重心線の通る位置
頭部環椎後頭関節のやや前方
股関節股関節軸のやや後方
膝関節膝関節軸のやや前方
足関節足関節軸(外果)のやや前方

重心線が関節の前か後かで、その関節を支える筋が決まる。

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