PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第75問

病理学概論第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第75問(病理学概論)の正答は 4 です。扁平上皮癌は上皮性の悪性腫瘍で、癌細胞どうしがデスモソーム(細胞間橋)で結合し、かたまり(胞巣)を作って増殖する。

問題
扁平上皮癌の特徴はどれか。
  1. 1. 粘液を産生する。
  2. 2. 神経組織に由来する。
  3. 3. 複数の胚葉成分を含む。
  4. 4. 細胞は相互に結合している。 ✓
  5. 5. 細胞間に間質成分がみられる。

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 25%参考値

28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 細胞は相互に結合している。

扁平上皮癌は上皮性の悪性腫瘍で、癌細胞どうしがデスモソーム(細胞間橋)で結合し、かたまり(胞巣)を作って増殖する。細胞どうしの結合は上皮の性質そのものである。


【各選択肢の解説】

1. 粘液を産生する。
❌ 誤り。粘液産生は腺上皮の性質で、腺癌の特徴である。正しくは扁平上皮癌の分化の印は角化(癌真珠)と細胞間橋である。
2. 神経組織に由来する。
❌ 誤り。神経組織に由来する腫瘍は神経芽腫や神経膠腫などである。正しくは扁平上皮癌は扁平上皮(上皮組織)に由来する。
3. 複数の胚葉成分を含む。
❌ 誤り。複数の胚葉に由来する組織を含むのは奇形腫である。正しくは扁平上皮癌は扁平上皮に分化する単一系統の腫瘍細胞からなる。
4. 細胞は相互に結合している。
✅ 正しい。上皮細胞はデスモソームなどの接着装置で互いに結合しており、癌化してもこの性質が残るため、細胞が集まった胞巣を作る。
5. 細胞間に間質成分がみられる。
❌ 誤り。腫瘍細胞の一つひとつの間に間質(膠原線維など)が入り込むのは、細胞間の結合が乏しい肉腫の特徴である。正しくは癌では間質は胞巣の周りを囲み、胞巣内の細胞の間には入らない。

【試験対策ポイント】

項目癌(上皮性)肉腫(非上皮性)
由来上皮間葉系(骨・筋・線維など)
細胞どうし結合して胞巣を作る結合に乏しくばらばら
間質胞巣の周りにある細胞の間に入り込む
組織型分化の印
扁平上皮癌角化(癌真珠)・細胞間橋
腺癌腺管形成・粘液産生
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