PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第76問

生理学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第76問(生理学)の正答は 5 です。心拍出量は心臓に戻る血液の量(静脈還流=前負荷)に左右される。

問題
心拍出量が最も小さいのはどれか。
  1. 1. 背臥位
  2. 2. 腹臥位
  3. 3. 右側臥位
  4. 4. 左側臥位
  5. 5. リクライニング位 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 44.1%難問

34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — リクライニング位

心拍出量は心臓に戻る血液の量(静脈還流=前負荷)に左右される。上体を起こしたリクライニング位は、選択肢の中で唯一、心臓が下肢より高い位置になる体位で、重力で血液が下肢に貯まって静脈還流が減るため、心拍出量が最も小さい。


【各選択肢の解説】

1. 背臥位
❌ 誤り。水平位で心臓と下肢の高さの差が小さく、静脈還流が保たれる。正しくはリクライニング位より心拍出量が大きい体位である。
2. 腹臥位
❌ 誤り。腹臥位も水平位で、重力による下肢への血液の貯留は起こらない。正しくはリクライニング位より心拍出量が大きい体位である。
3. 右側臥位
❌ 誤り。側臥位も水平位で静脈還流は保たれる。正しくはリクライニング位より心拍出量が大きい体位である。
4. 左側臥位
❌ 誤り。左右の別にかかわらず側臥位は水平位で、下肢への血液の貯留は起こらない。正しくはリクライニング位より心拍出量が大きい体位である。
5. リクライニング位
✅ 正しい。上体を起こすほど下肢の静脈に血液が貯まり、前負荷が減る。Frank-Starlingの法則により、前負荷が減ると1回拍出量が減り、心拍出量も小さくなる。

【試験対策ポイント】

体位静脈還流心拍出量
臥位(背臥位・腹臥位・側臥位)多い大きい
上体を起こした体位(リクライニング位・座位)減る小さい
立位さらに減るさらに小さい

起立時に血液が下肢に移ることで起こるのが起立性低血圧で、離床時の血圧低下と同じしくみである。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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