PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第80問

臨床心理学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第80問(臨床心理学)の正答は 4 です。高次脳機能検査は名称と評価対象の組合せが問われます。

問題
図に示す課題を用いるのはどれか。
第50回午後第80問 図
  1. 1. Bender gestalt test
  2. 2. Raven's colored progressive matrices
  3. 3. Rey auditory verbal learning test
  4. 4. Rey-Osterrieth complex figure test
  5. 5. Stroop test

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — Rey-Osterrieth complex figure test

※画像問題です。図は大きな長方形を対角線や格子で分割し、左上の段々(格子)、左の×印、中央の交差線、円の中に3つの点、はしご状の斜線群、右側の矢じり形などからなる複雑な幾何学図形です。これはRey-Osterrieth複雑図形検査(ROCFT)の刺激図そのものです。


【各選択肢の解説】

1. Bender gestalt test
❌ 誤り。ベンダー・ゲシュタルト検査は複数の単純な幾何図形カードを模写させる検査で、図のような単一の複雑図形ではありません。
2. Raven's colored progressive matrices
❌ 誤り。レーヴン色彩マトリックス検査は、欠けたパターンを選択肢から補充する非言語性知能検査で、模写課題ではありません。
3. Rey auditory verbal learning test
❌ 誤り。レイ聴覚言語性学習検査は単語リストを聴覚提示して記銘・再生させる言語性記憶検査で、図形課題ではありません。
4. Rey-Osterrieth complex figure test
✅ 正しい。この複雑図形を模写・再生させ、視空間構成能力と視覚性記憶を評価する検査で、図はその刺激図に一致します。
5. Stroop test
❌ 誤り。ストループ検査は色名と文字の干渉を利用して前頭葉機能(選択的注意・抑制)を評価する検査で、図形模写ではありません。

【試験対策ポイント】

高次脳機能検査は名称と評価対象の組合せが問われます。ROCFT=複雑図形の模写・再生で視空間構成と視覚性記憶/RAVLT=単語リストで言語性記憶/Stroop=注意・抑制(前頭葉)/Raven=非言語性知能/BGT=視覚運動構成。ROCFTは模写と一定時間後の遅延再生を比べる点が特徴です。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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