PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第94問

臨床医学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第94問(臨床医学)の正答は 3 です。日本の急性膵炎の成因はアルコール性が最多で、胆石性がこれに次ぐ。

問題
急性膵炎について正しいのはどれか。
  1. 1. 膵石がみられる。
  2. 2. 60歳以上の女性に多い。
  3. 3. アルコール性が最も多い。 ✓
  4. 4. 初期から糖尿病を合併する。
  5. 5. 重症での死亡率は1%未満である。

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 84.6%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — アルコール性が最も多い。

日本の急性膵炎の成因はアルコール性が最多で、胆石性がこれに次ぐ。そのため飲酒量の多い男性に多い。膵石・糖尿病は慢性膵炎の所見であり、取り違えのひっかけである。


【各選択肢の解説】

1. 膵石がみられる。
❌ 誤り。膵石は炎症が長く続いて膵が石灰化した結果できる。正しくは慢性膵炎の所見である。
2. 60歳以上の女性に多い。
❌ 誤り。アルコール性が最多であるため性別は偏る。正しくは男性に多く、女性の約2倍である。
3. アルコール性が最も多い。
✅ 正しい(=正答)。多量飲酒が膵酵素の分泌や膵管内の環境を変え、膵の自己消化を起こす。成因の第2位は胆石性である(急性膵炎診療ガイドライン)。
4. 初期から糖尿病を合併する。
❌ 誤り。急性膵炎では一時的な高血糖はありうるが、ランゲルハンス島が失われて起こる糖尿病は典型でない。正しくは膵内分泌機能が落ちた慢性膵炎の非代償期に糖尿病を合併する。
5. 重症での死亡率は1%未満である。
❌ 誤り。重症例は多臓器不全や感染性膵壊死を起こしうる。正しくは重症例の死亡率は軽症例よりはるかに高く、全国調査では数%から約10%と報告されている(厚生労働省 難治性膵疾患に関する調査研究班)。

【試験対策ポイント】

急性膵炎慢性膵炎
成因アルコール>胆石アルコールが最多
特徴上腹部痛・血中膵酵素上昇膵石・石灰化
糖尿病典型でない非代償期に合併
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