第50回 理学療法士国家試験 午後 第95問
臨床医学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第95問(臨床医学)の正答は 4 です。右心不全の直接の原因は右室への圧負荷・容量負荷、つまり肺の血管抵抗が高まる病態(肺高血圧・肺性心)や右心系の弁膜症である。
問題
右心不全の直接的原因として正しいのはどれか。
- 1. 高血圧
- 2. 肥大型心筋症
- 3. 僧帽弁閉鎖不全症
- 4. 原発性肺高血圧症 ✓
- 5. 大動脈弁閉鎖不全症
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48.1%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 原発性肺高血圧症
右心不全の直接の原因は右室への圧負荷・容量負荷、つまり肺の血管抵抗が高まる病態(肺高血圧・肺性心)や右心系の弁膜症である。原発性肺高血圧症は肺動脈圧を上げて右室に直接負荷をかける。他の4つは左心系に負荷をかけ、まず左心不全を起こす。
【各選択肢の解説】
1. 高血圧
❌ 誤り。体循環の血圧が上がり、それに抗って血液を送り出す左室に圧負荷がかかる。正しくは左心不全の原因である。
❌ 誤り。体循環の血圧が上がり、それに抗って血液を送り出す左室に圧負荷がかかる。正しくは左心不全の原因である。
2. 肥大型心筋症
❌ 誤り。主に左室の壁が厚くなり、拡張しにくくなる。正しくは左室の拡張障害から左心不全を起こす。
❌ 誤り。主に左室の壁が厚くなり、拡張しにくくなる。正しくは左室の拡張障害から左心不全を起こす。
3. 僧帽弁閉鎖不全症
❌ 誤り。左室から左房へ血液が逆流し、左房・左室に容量負荷がかかる。正しくは左心不全の原因で、右心不全は肺うっ血が続いた後の二次的なものである。
❌ 誤り。左室から左房へ血液が逆流し、左房・左室に容量負荷がかかる。正しくは左心不全の原因で、右心不全は肺うっ血が続いた後の二次的なものである。
4. 原発性肺高血圧症
✅ 正しい(=正答)。肺の小動脈が狭くなり肺動脈圧が上がるため、右室が高い圧に抗って拍出し続けて肥大・拡張し、右心不全に至る(現在の名称は肺動脈性肺高血圧症)。
✅ 正しい(=正答)。肺の小動脈が狭くなり肺動脈圧が上がるため、右室が高い圧に抗って拍出し続けて肥大・拡張し、右心不全に至る(現在の名称は肺動脈性肺高血圧症)。
5. 大動脈弁閉鎖不全症
❌ 誤り。大動脈から左室へ血液が逆流し、左室に容量負荷がかかる。正しくは左心不全の原因である。
❌ 誤り。大動脈から左室へ血液が逆流し、左室に容量負荷がかかる。正しくは左心不全の原因である。
【試験対策ポイント】
| 左心不全 | 右心不全 | |
|---|---|---|
| 主な原因 | 高血圧・心筋梗塞・心筋症・僧帽弁/大動脈弁疾患 | 肺高血圧・COPDなどの肺性心・肺塞栓・左心不全の進行 |
| 症状 | 肺うっ血(呼吸困難・起座呼吸) | 体静脈うっ血(頸静脈怒張・下腿浮腫・肝腫大) |
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