第51回 理学療法士国家試験 午前 第3問
理学療法評価学第51回午前
第51回 理学療法士国家試験 午前 第3問(理学療法評価学)の正答は 3 です。足関節底屈(腓腹筋・ヒラメ筋)は筋力が大きく、徒手抵抗では段階3以上を見分けられないため、立位の片脚踵上げの回数で判定する。
問題
Danielsらの徒手筋力テスト(足関節底屈の検査)を図に示す。正しいのはどれか。
- 1. 図1で完全な底屈運動ができるが抵抗に耐えられなければ段階2ーである。
- 2. 図1で完全な底屈運動ができて最大抵抗に負けずに保てれば段階2である。
- 3. 図2で疲れなしに完全な底屈運動が1回行えれば段階3である。 ✓
- 4. 図2で完全な底屈運動が20回行えれば段階5である。
- 5. 図3は腓腹筋単独のテスト肢位である。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.1%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 図2で疲れなしに完全な底屈運動が1回行えれば段階3である。
足関節底屈(腓腹筋・ヒラメ筋)は筋力が大きく、徒手抵抗では段階3以上を見分けられないため、立位の片脚踵上げの回数で判定する。全可動域の踵上げが1回できれば段階3である(Danielsらの徒手筋力検査法 第9版)。
【各選択肢の解説】
1. 図1で完全な底屈運動ができるが抵抗に耐えられなければ段階2ーである。
❌ 誤り。図1は腹臥位の非荷重の検査で、段階2以下の判定に用いる。正しくは全可動域を動かせて抵抗に耐えられなければ段階2で、段階2−は可動域の一部しか動かせない場合である。
❌ 誤り。図1は腹臥位の非荷重の検査で、段階2以下の判定に用いる。正しくは全可動域を動かせて抵抗に耐えられなければ段階2で、段階2−は可動域の一部しか動かせない場合である。
2. 図1で完全な底屈運動ができて最大抵抗に負けずに保てれば段階2である。
❌ 誤り。非荷重で全可動域を動かし最大抵抗に耐えられても、立位で踵上げができなければ段階3にはならない。正しくはこの場合は段階2+である。
❌ 誤り。非荷重で全可動域を動かし最大抵抗に耐えられても、立位で踵上げができなければ段階3にはならない。正しくはこの場合は段階2+である。
3. 図2で疲れなしに完全な底屈運動が1回行えれば段階3である。
✅ 正しい(=正答)。立位の踵上げは体重を抵抗として使う検査で、全可動域の踵上げが1回できれば段階3である。
✅ 正しい(=正答)。立位の踵上げは体重を抵抗として使う検査で、全可動域の踵上げが1回できれば段階3である。
4. 図2で完全な底屈運動が20回行えれば段階5である。
❌ 誤り。20回は段階5の基準に届かない。正しくは段階5は休まず全可動域で25回、2〜24回は段階4である(第9版)。
❌ 誤り。20回は段階5の基準に届かない。正しくは段階5は休まず全可動域で25回、2〜24回は段階4である(第9版)。
5. 図3は腓腹筋単独のテスト肢位である。
❌ 誤り。図3は膝を屈曲した立位の踵上げで、二関節筋の腓腹筋がゆるみ作用が落ちる。正しくは膝屈曲位は主にヒラメ筋をみる肢位で、腓腹筋は膝伸展位で働く。
❌ 誤り。図3は膝を屈曲した立位の踵上げで、二関節筋の腓腹筋がゆるみ作用が落ちる。正しくは膝屈曲位は主にヒラメ筋をみる肢位で、腓腹筋は膝伸展位で働く。
【試験対策ポイント】
| 段階 | 判定(第9版) |
|---|---|
| 5 | 立位の踵上げ 25回 |
| 4 | 2〜24回 |
| 3 | 1回 |
| 2+ | 非荷重で全可動域+最大抵抗に耐える |
| 2 | 非荷重で全可動域 |
- 底屈だけが「回数」で段階を分ける。版で回数が変わったので、第9版の25回で覚える
- 膝伸展位=腓腹筋+ヒラメ筋、膝屈曲位=主にヒラメ筋
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