第51回 理学療法士国家試験 午前 第4問
理学療法評価学第51回午前
第51回 理学療法士国家試験 午前 第4問(理学療法評価学)の正答は 3 です。伸展−15°は、股関節を中間位(0°)まで伸ばせない=15°の屈曲拘縮を意味する。
問題
右股関節の可動域を表に示す。予想される歩行時の特徴はどれか。
部位:股(右) 屈曲:90度、伸展:-15度、外転:0度、内転:15度
- 1. 左Trendelenburg徴候
- 2. 上肢の振り幅の増加
- 3. 左の歩幅の減少 ✓
- 4. 腰椎後弯
- 5. 右鶏歩
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 79.2%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 左の歩幅の減少
伸展−15°は、股関節を中間位(0°)まで伸ばせない=15°の屈曲拘縮を意味する。右の立脚後期に右股関節を伸展できないため、体を前へ運べず、その間に振り出す左下肢の歩幅が小さくなる。
【各選択肢の解説】
1. 左Trendelenburg徴候
❌ 誤り。Trendelenburg徴候は立脚側の股関節外転筋(中殿筋)の筋力低下で、立脚時に反対側の骨盤が下がる徴候である。表は右の可動域だけで、左にも筋力にも情報がない。正しくはこの表から予想されるのは伸展制限による歩幅の変化である。
❌ 誤り。Trendelenburg徴候は立脚側の股関節外転筋(中殿筋)の筋力低下で、立脚時に反対側の骨盤が下がる徴候である。表は右の可動域だけで、左にも筋力にも情報がない。正しくはこの表から予想されるのは伸展制限による歩幅の変化である。
2. 上肢の振り幅の増加
❌ 誤り。股関節の可動域制限から上肢の振りが大きくなる理由はない。正しくは歩幅が小さく歩行がゆっくりになると、上肢の振りはむしろ小さくなる。
❌ 誤り。股関節の可動域制限から上肢の振りが大きくなる理由はない。正しくは歩幅が小さく歩行がゆっくりになると、上肢の振りはむしろ小さくなる。
3. 左の歩幅の減少
✅ 正しい(=正答)。左の歩幅は、右で立っている間に左足がどれだけ前へ出るかで決まる。右股関節が伸展できないと右の立脚後期が短くなり、左の歩幅が減る。
✅ 正しい(=正答)。左の歩幅は、右で立っている間に左足がどれだけ前へ出るかで決まる。右股関節が伸展できないと右の立脚後期が短くなり、左の歩幅が減る。
4. 腰椎後弯
❌ 誤り。股関節の屈曲拘縮があると、立位では骨盤が前傾して体幹を起こす。正しくは腰椎前弯の増強で代償する。
❌ 誤り。股関節の屈曲拘縮があると、立位では骨盤が前傾して体幹を起こす。正しくは腰椎前弯の増強で代償する。
5. 右鶏歩
❌ 誤り。鶏歩は足関節背屈筋の麻痺(下垂足)で、つま先を引っかけないよう股・膝を高く上げる歩き方である。正しくは鶏歩は足関節の問題で、股関節の可動域制限では起こらない。
❌ 誤り。鶏歩は足関節背屈筋の麻痺(下垂足)で、つま先を引っかけないよう股・膝を高く上げる歩き方である。正しくは鶏歩は足関節の問題で、股関節の可動域制限では起こらない。
【試験対策ポイント】
| 原因 | 歩行の特徴 |
|---|---|
| 股関節伸展制限(屈曲拘縮) | 反対側の歩幅減少・骨盤前傾・腰椎前弯増強 |
| 股関節外転筋の筋力低下 | Trendelenburg徴候(立脚時に反対側の骨盤が下がる) |
| 足関節背屈筋の麻痺(下垂足) | 鶏歩 |
- 「伸展−15°」はマイナスの数=0°に届かない=屈曲拘縮と読む
- 片側の伸展制限で歩幅が減るのは反対側
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