PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第6問

臨床医学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第6問(臨床医学)の正答は 5 です。6歳男児の足部痛で、エックス線写真では足舟状骨の扁平化・硬化・不整像がみられます。

問題
6歳の男児。1か月前から左足部痛を訴えた。エックス線写真(別冊No. 1)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
第51回午前第6問 図
  1. 1. Sever病
  2. 2. 舟状骨骨折
  3. 3. Freiberg病
  4. 4. 足根骨癒合症
  5. 5. 第1Köhler病

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 第1Köhler病

6歳男児の足部痛で、エックス線写真では足舟状骨の扁平化・硬化・不整像がみられます。これは足舟状骨の阻血性壊死である第1Köhler病に典型的で、好発年齢(3〜7歳)とも一致します。


【各選択肢の解説】

1. Sever病
❌ 誤り。Sever病は踵骨骨端核の障害(踵骨骨端症)で、踵部痛をきたします。本症例の病変部位(舟状骨)と一致しません。
2. 舟状骨骨折
❌ 誤り。明らかな外傷歴がなく1か月前からの慢性経過で、骨折線でなく舟状骨全体の扁平・硬化像です。骨折は考えにくいです。
3. Freiberg病
❌ 誤り。Freiberg病(第2Köhler病)は第2(時に第3)中足骨頭の阻血性壊死で、思春期女子に多い。病変部位が中足骨頭で異なります。
4. 足根骨癒合症
❌ 誤り。足根骨癒合症は距踵間などの骨性・線維性癒合で、扁平足や可動域制限を呈します。舟状骨の壊死像とは所見が異なります。
5. 第1Köhler病
✅ 正しい。足舟状骨の阻血性壊死で、扁平化・硬化像と3〜7歳の好発年齢に合致します。

【試験対策ポイント】

骨端症・阻血性壊死は「部位×好発年齢×性別」で区別する。

疾患障害部位特徴
第1Köhler病足舟状骨3〜7歳男児
Freiberg病(第2Köhler病)第2中足骨頭思春期女子
Sever病踵骨骨端核学童期・踵痛
Perthes病大腿骨頭4〜8歳男児

第1Köhler病は自然治癒傾向があり予後良好。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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