PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第8問

解剖学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第8問(解剖学)の正答は 4 です。正常胸部エックス線写真で、気管分岐部付近に位置する④は主気管支に相当します。

問題
正常な胸部エックス線写真(別冊No. 2)を別に示す。番号と解剖学的名称の組合せで正しいのはどれか。
第51回午前第8問 図
  1. 1. ① ── 肺静脈
  2. 2. ② ── 肋骨
  3. 3. ③ ── 下行大動脈
  4. 4. ④ ── 気管支
  5. 5. ⑤ ── 左房縁

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — ④ ── 気管支

正常胸部エックス線写真で、気管分岐部付近に位置する④は主気管支に相当します。気管が左右の主気管支に分岐する部位の透亮像を指しており、解剖学的名称として気管支が正しい組合せです。


【各選択肢の解説】

1. ① ── 肺静脈
❌ 誤り。①が指す肺門部の構造は肺動脈の陰影に相当することが多く、肺静脈と断定する組合せは不適切です。
2. ② ── 肋骨
❌ 誤り。②は横隔膜のドーム(横隔面)に相当する弧状の陰影で、肋骨ではありません。
3. ③ ── 下行大動脈
❌ 誤り。③は大動脈弓(上縦隔上部)に相当する位置で、下行大動脈とするのは不適切です。
4. ④ ── 気管支
✅ 正しい。気管分岐部付近の透亮像で、主気管支の解剖学的位置と一致します。
5. ⑤ ── 左房縁
❌ 誤り。⑤が指す右下方の心陰影縁は右心房(または心横隔膜角付近)に相当し、左房縁ではありません。

【試験対策ポイント】

胸部正面像の正常解剖は「左第1弓=大動脈弓、第2弓=肺動脈、第3弓=左心耳、第4弓=左心室/右第1弓=上大静脈、第2弓=右心房」が定番。気管は正中の透亮帯として下行し気管分岐部で左右に分かれる。心陰影の左縁・右縁を構成する構造物を順番で押さえる。

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