PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第10問

理学療法治療学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第10問(理学療法治療学)の正答は 1 です。尖足(足関節背屈不能)の改善には背屈筋である前脛骨筋を収縮させる必要があります。

問題
70歳の男性。15年前の脳出血による右痙性片麻痺。右尖足に対して機能的電気刺激を行うこととした。刺激部位として適切なのはどれか。
第51回午前第10問 図
  1. 1. A
  2. 2. B
  3. 3. C
  4. 4. D
  5. 5. E

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — A

尖足(足関節背屈不能)の改善には背屈筋である前脛骨筋を収縮させる必要があります。Aは下腿前外側上部(腓骨頭直下の前脛骨筋筋腹・総腓骨神経走行部)にあたり、機能的電気刺激(FES)の刺激部位として適切です。


【各選択肢の解説】

1. A
✅ 正しい。下腿前外側上部で前脛骨筋・総腓骨神経の走行部にあたり、背屈を促す刺激部位として適切です。
2. B
❌ 誤り。Bは下腿前面中央で、刺激の至適点(運動点)からはずれ、背屈を効率的に誘発しにくい位置です。
3. C
❌ 誤り。Cは足関節前面遠位で腱部に近く、筋を効果的に収縮させる刺激点として不適切です。
4. D
❌ 誤り。Dは下腿後面上部(腓腹筋部)で、刺激すると底屈を誘発し尖足を助長します。
5. E
❌ 誤り。Eは下腿後面(下腿三頭筋部)で、底屈筋の刺激となり目的に反します。

【試験対策ポイント】

尖足(下垂足)のFESは「背屈筋=前脛骨筋を刺激」が原則。刺激点は腓骨頭直下の前外側で、総腓骨神経・前脛骨筋運動点に一致する。下腿後面(腓腹筋・ヒラメ筋)を刺激すると底屈し逆効果。歩行周期では遊脚期にFESを発火させトゥクリアランスを確保する。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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