PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第34問

臨床医学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第34問(臨床医学)の正答は 5 です。関節リウマチ(RA)では滑膜炎により腱が摩耗・断裂し、とくに手背での伸筋腱皮下断裂(Vaughan-Jackson症候群など)を合併しやすく、指が伸展できなくなります。

問題
関節リウマチに合併しやすいのはどれか。
  1. 1. 内反足
  2. 2. 脊椎分離症
  3. 3. Heberden結節
  4. 4. Dupuytren拘縮
  5. 5. 指伸筋腱皮下断裂

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 指伸筋腱皮下断裂

関節リウマチ(RA)では滑膜炎により腱が摩耗・断裂し、とくに手背での伸筋腱皮下断裂(Vaughan-Jackson症候群など)を合併しやすく、指が伸展できなくなります。


【各選択肢の解説】

1. 内反足
❌ 誤り。RAの足部変形は外反扁平足や外反母趾が典型で、内反足は合併しにくい。
2. 脊椎分離症
❌ 誤り。脊椎分離症はスポーツによる疲労骨折が主因でRAとは関連しません。RAでは環軸椎亜脱臼が問題になります。
3. Heberden結節
❌ 誤り。DIP関節のHeberden結節は変形性関節症の所見で、RAはPIP・MP関節中心です。
4. Dupuytren拘縮
❌ 誤り。手掌腱膜の肥厚による拘縮で、糖尿病やアルコールと関連しRAとは別です。
5. 指伸筋腱皮下断裂
✅ 正しい。滑膜炎による腱断裂はRAに特徴的な合併症です。

【試験対策ポイント】

RAの手の変形を整理。

  • 尺側偏位・スワンネック・ボタン穴変形・伸筋腱皮下断裂=RA
  • Heberden結節(DIP)=変形性関節症
  • 環軸椎亜脱臼(頸椎不安定性)も重要合併症
DIPに変形が出たら変形性関節症、MP/PIP中心ならRAという鑑別が定番。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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