第51回 理学療法士国家試験 午前 第43問
臨床医学第51回午前
血液透析中の慢性腎臓病〈CKD〉の生活指導で適切なのはどれか。
1. 有酸素運動を行う。
2. 蛋白質の摂取は制限しない。
3. カリウムの摂取は制限しない。
4. ナトリウムの摂取は制限しない。
5. シャント側の手の運動は禁忌である。
- 1. 有酸素運動を行う。 ✓
- 2. 蛋白質の摂取は制限しない。
- 3. カリウムの摂取は制限しない。
- 4. ナトリウムの摂取は制限しない。
- 5. シャント側の手の運動は禁忌である。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 有酸素運動を行う。
血液透析患者は心肺機能の低下と筋肉量減少のリスクが高いため、医学的管理下での有酸素運動は心血管機能向上と生活の質改善に有効です。
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【各選択肢の解説】
1. 有酸素運動を行う。
✅ 正しい。透析患者における適切な有酸素運動(ウォーキング等)は心肺機能と筋力を維持し、生存率向上につながる推奨療法です。
2. 蛋白質の摂取は制限しない。
❌ 誤り。透析患者は尿素窒素の蓄積を防ぐため蛋白質摂取を1.0~1.2g/kg/日に制限する必要があります。
3. カリウムの摂取は制限しない。
❌ 誤り。腎機能低下により排泄能が低下するため、高カリウム血症予防のため摂取制限(1,500~2,000mg/日)が必須です。
4. ナトリウムの摂取は制限しない。
❌ 誤り。体液貯留と高血圧防止のためナトリウム摂取を6g/日以下に制限することが重要です。
5. シャント側の手の運動は禁忌である。
❌ 誤り。シャント機能維持のため、むしろシャント側上肢の適度な運動(握拳運動等)が推奨されます。
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【試験対策ポイント】
• 透析患者の食事管理:蛋白質・カリウム・ナトリウム・リンの制限が重要
• シャント管理:側副血行路維持のため運動は禁忌ではなく推奨
• 身体活動:心血管合併症予防のため有酸素運動が推奨療法