PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第64問

生理学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第64問(生理学)の正答は 5 です。運動時は筋ポンプ・呼吸ポンプと交感神経による静脈の収縮で静脈還流が増え、心拍出量が増える。

問題
運動時の変化について正しいのはどれか。
  1. 1. 脳の血流量が増加する。
  2. 2. 皮膚血流量が減少する。
  3. 3. 内臓血管の拡張が起こる。
  4. 4. 骨格筋の血管収縮が起こる。
  5. 5. 心臓への静脈還流量が増加する。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 38.9%難問

36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 心臓への静脈還流量が増加する。

運動時は筋ポンプ・呼吸ポンプと交感神経による静脈の収縮で静脈還流が増え、心拍出量が増える。血流は活動している骨格筋へ配分し直され、脳血流はほぼ一定に保たれる。


【各選択肢の解説】

1. 脳の血流量が増加する。
❌ 誤り。脳血流は自己調節によりほぼ一定に保たれる。正しくは、運動中も脳の血流量は大きくは変わらない。
2. 皮膚血流量が減少する。
❌ 誤り。運動の開始時には交感神経により一時的に減るが、運動が続いて体温が上がると熱放散のために増える。正しくは、持続する運動では皮膚血流量は増加する。
3. 内臓血管の拡張が起こる。
❌ 誤り。運動時は交感神経の働きで内臓(腹部臓器・腎)の血管は収縮する。正しくは、内臓血管は収縮し、内臓の血流量は減少する。
4. 骨格筋の血管収縮が起こる。
❌ 誤り。活動中の骨格筋では代謝産物(CO₂、H⁺、K⁺、アデノシンなど)により血管が拡張する。正しくは、骨格筋の血管は拡張し、筋血流量は大きく増加する。
5. 心臓への静脈還流量が増加する。
✅ 正しい(=正答)。筋の収縮が静脈を圧迫して血液を心臓へ押し戻す筋ポンプ、深い呼吸による胸腔内圧の変化(呼吸ポンプ)、交感神経による静脈の収縮が重なり、静脈還流が増える。

【試験対策ポイント】

部位運動時の血流
骨格筋増加(代謝性の血管拡張)
心筋増加
皮膚開始時は減少→体温上昇で増加
内臓・腎減少(交感神経による血管収縮)
脳ほぼ一定(自己調節)
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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