第51回 理学療法士国家試験 午前 第71問
解剖学第51回午前
第51回 理学療法士国家試験 午前 第71問(解剖学)の正答は 1 です。中手骨頭は掌側が幅広く前後に長い形のため、MP関節を屈曲すると側副靱帯が骨頭の上で引き伸ばされて緊張する。
問題
手について正しいのはどれか。
- 1. 側副靱帯はMP関節屈曲で緊張する。 ✓
- 2. 母指のCM関節は3度の自由度をもつ。
- 3. 手のアーチ構造は横アーチのみからなる。
- 4. 手掌の皮膚は手背の皮膚に比べ伸展性に富む。
- 5. 鉤形握りは母指と他の指の対立運動により可能となる。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 29.8%難問
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 側副靱帯はMP関節屈曲で緊張する。
中手骨頭は掌側が幅広く前後に長い形のため、MP関節を屈曲すると側副靱帯が骨頭の上で引き伸ばされて緊張する。手の固定をMP関節屈曲位で行う理由(側副靱帯の短縮による拘縮を防ぐ)につながる。
【各選択肢の解説】
1. 側副靱帯はMP関節屈曲で緊張する。
✅ 正しい(=正答)。伸展位では側副靱帯がゆるんで内外転ができ、屈曲位では緊張して横方向の動きが制限される。
✅ 正しい(=正答)。伸展位では側副靱帯がゆるんで内外転ができ、屈曲位では緊張して横方向の動きが制限される。
2. 母指のCM関節は3度の自由度をもつ。
❌ 誤り。母指CM関節は鞍関節である。正しくは、自由度は2度(屈曲・伸展と外転・内転)で、組み合わさって対立・復位が可能になる。
❌ 誤り。母指CM関節は鞍関節である。正しくは、自由度は2度(屈曲・伸展と外転・内転)で、組み合わさって対立・復位が可能になる。
3. 手のアーチ構造は横アーチのみからなる。
❌ 誤り。横アーチだけではない。正しくは、縦アーチ・横アーチ(手根部と中手骨頭部)・母指と他指の間の斜めアーチからなる。
❌ 誤り。横アーチだけではない。正しくは、縦アーチ・横アーチ(手根部と中手骨頭部)・母指と他指の間の斜めアーチからなる。
4. 手掌の皮膚は手背の皮膚に比べ伸展性に富む。
❌ 誤り。手掌の皮膚は厚く、手掌腱膜などに線維で固定されて動きにくい。正しくは、手背の皮膚のほうが薄くゆるく、伸展性に富む。
❌ 誤り。手掌の皮膚は厚く、手掌腱膜などに線維で固定されて動きにくい。正しくは、手背の皮膚のほうが薄くゆるく、伸展性に富む。
5. 鉤形握りは母指と他の指の対立運動により可能となる。
❌ 誤り。鉤形握り(フックグリップ)は母指を使わない。正しくは、示指〜小指を鉤状に屈曲させて、かばんの取っ手などを引っかけて持つ握りである。
❌ 誤り。鉤形握り(フックグリップ)は母指を使わない。正しくは、示指〜小指を鉤状に屈曲させて、かばんの取っ手などを引っかけて持つ握りである。
【試験対策ポイント】
- MP関節:屈曲で側副靱帯緊張 → 固定は屈曲位
- 母指CM関節:鞍関節・自由度2
- アーチ:縦・横・斜め
- 握りの型:鉤形握りは母指不要/つまみ(指腹・指尖・側腹)は母指が参加
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