第51回 理学療法士国家試験 午前 第85問
臨床医学第51回午前
赤血球沈降速度が低下するのはどれか。
1. 貧血
2. 肝硬変
3. 悪性腫瘍
4. 細菌感染
5. 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉
- 1. 貧血
- 2. 肝硬変
- 3. 悪性腫瘍
- 4. 細菌感染
- 5. 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉
赤血球沈降速度(ESR)は炎症マーカーとして機能し、通常は炎症や感染によって**上昇**します。DICでは血中フィブリノーゲン濃度が低下するため、赤血球の凝集が減少し、ESRが**低下**する唯一の選択肢です。
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【各選択肢の解説】
1. 貧血
❌ 誤り。赤血球数の減少で血漿との比率が高まり、ESRは**上昇**します。
2. 肝硬変
❌ 誤り。肝臓の炎症により急性期タンパク質(フィブリノーゲン)が増加し、ESRは**上昇**します。
3. 悪性腫瘍
❌ 誤り。腫瘍に伴う炎症反応とフィブリノーゲン増加によりESRは**上昇**します。
4. 細菌感染
❌ 誤り。感染による炎症反応で急性期タンパク質が増加し、ESRは**上昇**します。
5. 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉
✅ 正しい。DICでは凝血因子が消費され血中フィブリノーゲンが著減するため、赤血球の凝集が低下し、ESRは**低下**します。
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【試験対策ポイント】
- ESR低下の主原因:フィブリノーゲン低下(DIC、肝不全末期)
- ESR上昇:貧血、感染、炎症、悪性腫瘍(フィブリノーゲン増加)
- DICは凝固線溶が亢進し、フィブリノーゲンが消費される唯一の病態