PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第86問

臨床医学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第86問(臨床医学)の正答は 1 です。食道静脈瘤は門脈圧亢進(多くは肝硬変)で、門脈血が胃の静脈から食道の静脈へ逃げる側副路が拡張したもの。

問題
食道静脈瘤について正しいのはどれか。
  1. 1. 食道の中下部に好発する。 ✓
  2. 2. 吐血はコーヒー残渣様である。
  3. 3. 門脈圧の低下が原因で形成される。
  4. 4. 治療は食道離断術が第一選択である。
  5. 5. 初期のものは内視鏡で観察すると赤色にみえる。

正答:1番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 食道の中下部に好発する。

食道静脈瘤は門脈圧亢進(多くは肝硬変)で、門脈血が胃の静脈から食道の静脈へ逃げる側副路が拡張したもの。胃に近い食道の中下部に好発する。


【各選択肢の解説】

1. 食道の中下部に好発する。
✅ 正しい。左胃静脈などから食道壁の静脈へ流れる側副路ができるため、胃に近い中下部に静脈瘤ができやすい。
2. 吐血はコーヒー残渣様である。
❌ 誤り。正しくは、静脈瘤が破裂すると鮮紅色の大量吐血となる。コーヒー残渣様は、胃内で血液が胃酸に触れて黒く変色した場合(胃・十二指腸潰瘍など)の吐血である。
3. 門脈圧の低下が原因で形成される。
❌ 誤り。正しくは、肝硬変などによる門脈圧の亢進が原因である。
4. 治療は食道離断術が第一選択である。
❌ 誤り。正しくは、第一選択は内視鏡的治療(内視鏡的静脈瘤結紮術EVL・内視鏡的硬化療法EIS)である。
5. 初期のものは内視鏡で観察すると赤色にみえる。
❌ 誤り。正しくは、静脈瘤の色調は白色調または青色調で、表面の発赤所見(RC sign)は破裂の危険が高いことを示す所見である。

【試験対策ポイント】

  • 門脈圧亢進 → 食道中下部の静脈瘤 → 破裂で鮮紅色の大量吐血
  • 治療の第一選択は内視鏡的治療(EVL・EIS)
  • コーヒー残渣様の吐血は胃酸で変色した血液=胃・十二指腸からの出血を考える
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