第51回 理学療法士国家試験 午前 第92問
臨床医学第51回午前
第51回 理学療法士国家試験 午前 第92問(臨床医学)の正答は 3・5 です。認知症のうち、原因を取り除けば改善しうる「治療可能な認知症」がある。
問題
認知症をきたす疾患で脳外科的手術によって認知機能が改善する可能性があるのはどれか。2つ選べ。
- 1. Lewy小体型認知症
- 2. 進行性核上性麻痺
- 3. 慢性硬膜下血腫 ✓
- 4. Wernicke脳症
- 5. 正常圧水頭症 ✓
正答:3・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64.3%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3・5番 — 慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症
認知症のうち、原因を取り除けば改善しうる「治療可能な認知症」がある。このうち脳外科手術で改善が見込めるのが、血腫を除く慢性硬膜下血腫と、髄液を逃がす正常圧水頭症である。
【各選択肢の解説】
1. Lewy小体型認知症
❌ 誤り。手術で改善しない。正しくは、神経変性疾患で、治療は薬物療法と対症療法が中心である。
❌ 誤り。手術で改善しない。正しくは、神経変性疾患で、治療は薬物療法と対症療法が中心である。
2. 進行性核上性麻痺
❌ 誤り。手術で改善しない。正しくは、神経変性疾患で手術の適応はなく、進行性に経過する。
❌ 誤り。手術で改善しない。正しくは、神経変性疾患で手術の適応はなく、進行性に経過する。
3. 慢性硬膜下血腫
✅ 正しい。脳を圧迫している血腫を穿頭血腫洗浄・ドレナージ術で除くと、認知機能や片麻痺などの症状が改善しうる。
✅ 正しい。脳を圧迫している血腫を穿頭血腫洗浄・ドレナージ術で除くと、認知機能や片麻痺などの症状が改善しうる。
4. Wernicke脳症
❌ 誤り。手術で改善しない。正しくは、ビタミンB1(チアミン)欠乏が原因で、治療はビタミンB1の投与である。
❌ 誤り。手術で改善しない。正しくは、ビタミンB1(チアミン)欠乏が原因で、治療はビタミンB1の投与である。
5. 正常圧水頭症
✅ 正しい。脳室に溜まった髄液をシャント術(脳室-腹腔シャントなど)で逃がすと、歩行障害・認知障害・尿失禁が改善しうる。
✅ 正しい。脳室に溜まった髄液をシャント術(脳室-腹腔シャントなど)で逃がすと、歩行障害・認知障害・尿失禁が改善しうる。
【試験対策ポイント】
| 治療可能な認知症 | 治療 |
|---|---|
| 慢性硬膜下血腫 | 穿頭血腫洗浄・ドレナージ(手術) |
| 正常圧水頭症 | シャント術(手術) |
| Wernicke脳症 | ビタミンB1投与 |
| 甲状腺機能低下症 | 甲状腺ホルモン補充 |
正常圧水頭症の3徴=歩行障害・認知障害・尿失禁
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