PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第6問

理学療法評価学第51回午後

第51回 理学療法士国家試験 午後 第6問(理学療法評価学)の正答は 1 です。腰痛と右殿部から大腿前面のしびれ、右下肢の筋力低下は、L3/L4レベルの神経根障害(高位腰椎椎間板ヘルニア)を示唆します。

問題
40歳の男性。2週前から腰痛と右殿部から大腿前面にかけてのしびれが生じ、徐々に右下肢の筋力低下を自覚するようになってきた。この患者に行う検査として適切なのはどれか。
第51回午後第6問 図
  1. 1. 図1
  2. 2. 図2
  3. 3. 図3
  4. 4. 図4
  5. 5. 図5

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 図1

腰痛と右殿部から大腿前面のしびれ、右下肢の筋力低下は、L3/L4レベルの神経根障害(高位腰椎椎間板ヘルニア)を示唆します。大腿前面の症状を誘発するのは大腿神経伸展テスト(FNSテスト/femoral nerve stretch test)で、腹臥位で膝を屈曲させ大腿前面に放散痛が出るかをみます。図1がこれに該当します。


【各選択肢の解説】

1. 図1
✅ 正しい。腹臥位で膝を屈曲させ大腿前面の放散痛を誘発する大腿神経伸展テスト(FNST)。L3/L4高位の神経根障害(大腿前面症状)の評価に適切。
2. 図2
❌ 誤り。下腿への外力を加える図で、膝の側方不安定性などをみる検査。大腿前面症状の評価ではない。
3. 図3
❌ 誤り。背臥位で下肢を下方へ押す検査で、本症状に対する適切な誘発テストではない。
4. 図4
❌ 誤り。背臥位で下肢を挙上するSLRテスト系の検査。SLRはL5・S1(下腿〜足部後面)症状を誘発し、大腿前面症状には適さない。
5. 図5
❌ 誤り。股関節を屈曲させる検査で、大腿前面の神経根症状を誘発するテストではない。

【試験対策ポイント】

下肢の神経根テストは支配領域と対応させる。

テスト肢位陽性で疑う高位
SLRテスト背臥位・下肢挙上L4/5・L5/S1(坐骨神経領域)
FNST(大腿神経伸展)腹臥位・膝屈曲L2/3・L3/4(大腿神経領域)

大腿前面症状=FNST、下腿後面症状=SLRと覚える。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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