第51回 理学療法士国家試験 午後 第13問
人間発達学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第13問(人間発達学)の正答は 5 です。図の3つは、図C=腹臥位で頭を持ち上げている姿勢、図B=検者に体幹を支えられて足底に体重を乗せている姿勢(支え立ち)、図A=支えなしで座っている姿勢(ひとり座り)です。
問題
改訂日本版デンバー式発達スクリーニング検査〈JDDST-R〉における粗大運動発達の順序で正しいのはどれか。
- 1. A→B→C
- 2. A→C→B
- 3. B→A→C
- 4. B→C→A
- 5. C→B→A ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — C→B→A
図の3つは、図C=腹臥位で頭を持ち上げている姿勢、図B=検者に体幹を支えられて足底に体重を乗せている姿勢(支え立ち)、図A=支えなしで座っている姿勢(ひとり座り)です。JDDST-Rの粗大運動項目の通過順は、腹臥位で頭を上げる(3〜4か月)→支えられて立つ=下肢で体重を支える(4〜6か月)→支えなしで座る(6〜7か月)で、C→B→Aとなります。
⚠️ 図Bは「つかまり立ち」ではありません。「頸定→座位→立位」という頭尾方向の原則だけで解くとC→A→Bを選びたくなりますが、その選択肢は用意されていません。他動的に立たせて下肢で体重を支える能力は、支えなし座位より先に通過するのがデンバー式の項目順です。
【各選択肢の解説】
1. A→B→C
❌ 誤り。支えなし座位(A)を最初に置いている。腹臥位での頭部挙上(C)が最も早い。
❌ 誤り。支えなし座位(A)を最初に置いている。腹臥位での頭部挙上(C)が最も早い。
2. A→C→B
❌ 誤り。同じくAを最初に置いている点で誤り。
❌ 誤り。同じくAを最初に置いている点で誤り。
3. B→A→C
❌ 誤り。腹臥位での頭部挙上(C)を最後に置いており、発達順序と逆。
❌ 誤り。腹臥位での頭部挙上(C)を最後に置いており、発達順序と逆。
4. B→C→A
❌ 誤り。Cを2番目に置いている。Cは3つのうち最も早期に通過する項目。
❌ 誤り。Cを2番目に置いている。Cは3つのうち最も早期に通過する項目。
5. C→B→A
✅ 正しい。腹臥位で頭を上げる(3〜4か月)→支えられて立つ(4〜6か月)→ひとり座り(6〜7か月)の順。
✅ 正しい。腹臥位で頭を上げる(3〜4か月)→支えられて立つ(4〜6か月)→ひとり座り(6〜7か月)の順。
【試験対策ポイント】
JDDST-R(粗大運動)の主な通過時期の目安。
| 時期 | 項目 |
|---|---|
| 1〜2か月 | 腹臥位で頭を45°上げる |
| 3〜4か月 | 腹臥位で頭を90°上げる・首がすわる |
| 4〜6か月 | 支えられて立つ(下肢で体重を支える) |
| 6〜7か月 | 支えなしで座る |
| 8〜10か月 | つかまって立つ・つたい歩き |
| 12〜15か月 | ひとりで歩く |
「立つ」に見える項目が2種類あるのがこの問題の落とし穴。他動的に立たせて体重を支えられるか(支え立ち・4〜6か月)と、自分でつかまって立ち上がるか(つかまり立ち・8〜10か月)は別項目で、前者は支えなし座位より早い。図を見て「立っている=遅い時期」と決めつけない。
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