PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第22問

理学療法評価学第51回午後

第51回 理学療法士国家試験 午後 第22問(理学療法評価学)の正答は 3・4 です。段階3は「重力に抗して全可動域を動かせる」こと。

問題
Danielsらの徒手筋力テストにおいて座位で筋力3を判定できるのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 大胸筋
  2. 2. 肩甲下筋
  3. 3. 上腕三頭筋 ✓
  4. 4. 縫工筋 ✓
  5. 5. 下腿三頭筋

正答:3・4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 18.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3・4番 — 上腕三頭筋・縫工筋

段階3は「重力に抗して全可動域を動かせる」こと。その運動が座位で重力と反対向きになるかで切り分ける。肘伸展は上腕を挙上して前腕を頭の後ろに垂らせば、縫工筋は座位で股関節を屈曲・外転・外旋させれば、どちらも座位で重力に抗する運動になる。


【各選択肢の解説】

1. 大胸筋
❌ 誤り。肩関節水平内転は座位では水平面の運動で重力に抗さない。正しくは、段階3以上は背臥位で上肢を天井方向へ水平内転させて判定する(Daniels 第10版)。
2. 肩甲下筋
❌ 誤り。肩関節内旋は座位では重力に抗する向きにならない。正しくは、段階3以上は腹臥位で肩90°外転・肘90°屈曲、前腕をベッドの端から垂らした肢位から内旋させて判定する(同)。
3. 上腕三頭筋
✅ 正しい。座位で上腕を挙上し前腕を頭の後ろに垂らした肢位から肘を伸展すると、前腕を重力に抗して持ち上げる運動になるため、座位で段階3を判定できる。
4. 縫工筋
✅ 正しい。座位で股関節屈曲・外転・外旋と膝屈曲を組み合わせ、踵を反対側の下腿に沿って引き上げる運動は重力に抗する。Danielsでは端座位で判定する(同)。
5. 下腿三頭筋
❌ 誤り。座位では足部の重さしか負荷にならず、底屈筋の段階3には足りない。正しくは、段階3以上は立位での片脚踵上げ(自分の体重を負荷)で判定する(同)。

【試験対策ポイント】

筋(運動)段階3以上の肢位
大胸筋(水平内転)背臥位
肩甲下筋(内旋)腹臥位
縫工筋端座位
下腿三頭筋(底屈)立位・片脚踵上げ

「段階3=抗重力」なので、運動の向きが重力と反対になる肢位を考えれば覚えなくても解ける。

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それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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