第51回 理学療法士国家試験 午後 第24問
理学療法治療学第51回午後
脳卒中片麻痺の上肢に対するCI療法〈constraint-induced movement therapy〉で正しいのはどれか。
1. 非麻痺側上肢を拘束する。
2. 理学療法士の近位監視下で行う。
3. 疼痛が少しでもあれば適応とならない。
4. 他動的関節可動域運動を長時間行う方法である。
5. 患側手指がBrunnstrom法ステージⅡで適応となる。
- 1. 非麻痺側上肢を拘束する。 ✓
- 2. 理学療法士の近位監視下で行う。
- 3. 疼痛が少しでもあれば適応とならない。
- 4. 他動的関節可動域運動を長時間行う方法である。
- 5. 患側手指がBrunnstrom法ステージⅡで適応となる。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 非麻痺側上肢を拘束する。
CI療法は非麻痺側上肢を拘束することで、患側(麻痺側)上肢の使用を強制し、神経可塑性を促進する訓練法です。麻痺側の運動機能改善に高い効果を示します。
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【各選択肢の解説】
1. 非麻痺側上肢を拘束する。
✅ 正しい。非麻痺側を制限することで患側の使用を強制し、脳の神経可塑性を引き出す原理です。
2. 理学療法士の近位監視下で行う。
❌ 誤り。CI療法は原則として「遠位監視」で行われ、患者が自分で工夫して患側を積極的に使用することが重要です。
3. 疼痛が少しでもあれば適応とならない。
❌ 誤り。軽度の疼痛があっても適応となります。訓練中に出現する疼痛で中断する必要はありません。
4. 他動的関節可動域運動を長時間行う方法である。
❌ 誤り。CI療法は「能動的」な運動を強制する訓練です。他動運動ではなく、患者の自発的努力が基本です。
5. 患側手指がBrunnstrom法ステージⅡで適応となる。
❌ 誤り。適応基準はステージⅢ以上(握力10ポンド以上など)です。ステージⅡでは適応とはなりません。
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【試験対策ポイント】
・非麻痺側「拘束」が基本原理
・遠位監視、能動的運動が特徴
・適応基準:Brunnstrom法ステージⅢ以上