第51回 理学療法士国家試験 午後 第25問
理学療法治療学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第25問(理学療法治療学)の正答は 3 です。SteinbrockerのステージⅠは、肩と手の痛み・腫脹・熱感など血管運動障害が目立つ時期である。
問題
SteinbrockerによるステージⅠの肩手症候群に対する理学療法として適切でないのはどれか。
- 1. 交代浴の実施
- 2. ホットパックの実施
- 3. 他動的伸張運動の実施 ✓
- 4. 自己による介助運動の指導
- 5. 臥床時の上肢ポジショニングの指導
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 22.7%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 他動的伸張運動の実施
SteinbrockerのステージⅠは、肩と手の痛み・腫脹・熱感など血管運動障害が目立つ時期である。この時期に他動的に伸張すると痛みが増して症状を悪化させるため、適切でない。
【各選択肢の解説】
1. 交代浴の実施
✅ 正しい(適切)。温水と冷水に交互に浸すことで血管の収縮・拡張を促し、腫脹と血管運動障害の改善をねらう。
✅ 正しい(適切)。温水と冷水に交互に浸すことで血管の収縮・拡張を促し、腫脹と血管運動障害の改善をねらう。
2. ホットパックの実施
✅ 正しい(適切)。痛みの軽減と筋のリラクセーションをねらって、痛みを強めない範囲で用いる。
✅ 正しい(適切)。痛みの軽減と筋のリラクセーションをねらって、痛みを強めない範囲で用いる。
3. 他動的伸張運動の実施
❌ 誤り(適切でない=正答)。他動的な伸張は痛みを強め、痛みが交感神経の反応を介して腫脹や血管運動障害を悪化させる。正しくは、痛みを起こさない範囲の自動運動・自動介助運動で可動域を保つ。
❌ 誤り(適切でない=正答)。他動的な伸張は痛みを強め、痛みが交感神経の反応を介して腫脹や血管運動障害を悪化させる。正しくは、痛みを起こさない範囲の自動運動・自動介助運動で可動域を保つ。
4. 自己による介助運動の指導
✅ 正しい(適切)。患者自身が痛みの範囲を調整しながら動かせるため、痛みを強めずに関節の動きと循環を保てる。
✅ 正しい(適切)。患者自身が痛みの範囲を調整しながら動かせるため、痛みを強めずに関節の動きと循環を保てる。
5. 臥床時の上肢ポジショニングの指導
✅ 正しい(適切)。手を心臓より高く保つと浮腫が引きやすく、肩の亜脱臼や不良肢位による痛みも防げる。
✅ 正しい(適切)。手を心臓より高く保つと浮腫が引きやすく、肩の亜脱臼や不良肢位による痛みも防げる。
【試験対策ポイント】
肩手症候群(Steinbrocker)
| ステージ | 主な所見 |
|---|---|
| Ⅰ | 肩・手の痛み、手の腫脹・熱感(血管運動障害) |
| Ⅱ | 腫脹が引き、皮膚・筋の萎縮が進む |
| Ⅲ | 皮膚・筋の萎縮と拘縮が完成 |
ステージⅠは「痛みを出さない」が原則。他動的な伸張・痛みを伴う運動は避ける。
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