PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第28問

理学療法治療学第51回午後

第51回 理学療法士国家試験 午後 第28問(理学療法治療学)の正答は 4 です。すくみ足は歩き出しや方向転換時に足が出なくなる現象で、外的なリズムや視覚的手がかり(cue)で改善します。

問題
すくみ足現象がみられる Parkinson 病患者の歩行練習を理学療法士の近位見守り下で実施した。このときの練習法で適切でないのはどれか。
  1. 1. 横歩き
  2. 2. 階段昇降
  3. 3. スラローム歩行
  4. 4. 歩幅を狭めた歩行
  5. 5. メトロノームの音を活用した歩行

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 歩幅を狭めた歩行

すくみ足は歩き出しや方向転換時に足が出なくなる現象で、外的なリズムや視覚的手がかり(cue)で改善します。歩幅を狭めるとかえってすくみが誘発されやすく、適切な練習法ではありません。


【各選択肢の解説】

1. 横歩き
✅ 正しい(適切)。前方すくみを回避でき、重心移動の練習になる有効な方法。
2. 階段昇降
✅ 正しい(適切)。段差という視覚的手がかりがあり、すくみが起こりにくい。
3. スラローム歩行
✅ 正しい(適切)。目標物を回り込む動作で歩行リズムを引き出せる。
4. 歩幅を狭めた歩行
❌ 誤り(適切でない)。歩幅を狭めると小刻み歩行・すくみを助長する。すくみ足には大股・広い歩幅を意識させるのが原則。
5. メトロノームの音を活用した歩行
✅ 正しい(適切)。聴覚リズム(聴覚cue)はすくみ足改善に有効。

【試験対策ポイント】

Parkinson病のすくみ足対策のキーワードは外的手がかり(cueing)。視覚(床のライン・またぐ目標)、聴覚(メトロノーム・号令)、大きな歩幅・大きな動作が有効。逆に歩幅を狭める・狭い場所・方向転換はすくみを誘発する。「狭く・小さく」は悪化、「大きく・リズム」は改善と覚える。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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