第51回 理学療法士国家試験 午後 第29問
臨床医学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第29問(臨床医学)の正答は 4 です。重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己抗体で神経から筋への伝達が障害される疾患である。
問題
重症筋無力症で正しいのはどれか。
- 1. 脱髄性疾患である。
- 2. 午前中に症状が悪化する。
- 3. 複視を生じることは稀である。
- 4. 感染はクリーゼの誘発因子である。 ✓
- 5. 四肢遠位筋の筋力低下を生じやすい。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 31.6%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 感染はクリーゼの誘発因子である。
重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己抗体で神経から筋への伝達が障害される疾患である。感染は全身の筋力低下を急に悪化させ、呼吸不全(クリーゼ)の誘因になる。
【各選択肢の解説】
1. 脱髄性疾患である。
❌ 誤り。神経線維の髄鞘は障害されない。正しくは、神経筋接合部の自己免疫疾患である。
❌ 誤り。神経線維の髄鞘は障害されない。正しくは、神経筋接合部の自己免疫疾患である。
2. 午前中に症状が悪化する。
❌ 誤り。筋を使うほど伝達が弱まるため、朝は軽い。正しくは、夕方や運動後に悪化する(易疲労性・日内変動)。
❌ 誤り。筋を使うほど伝達が弱まるため、朝は軽い。正しくは、夕方や運動後に悪化する(易疲労性・日内変動)。
3. 複視を生じることは稀である。
❌ 誤り。外眼筋は障害されやすい。正しくは、眼瞼下垂と複視は初発症状として最も多い。
❌ 誤り。外眼筋は障害されやすい。正しくは、眼瞼下垂と複視は初発症状として最も多い。
4. 感染はクリーゼの誘発因子である。
✅ 正しい。感染は全身状態の悪化を通じて筋力低下を急速に進め、呼吸筋・嚥下筋が侵されてクリーゼに至る。ほかに過労・手術・一部の薬剤も誘因となる。
✅ 正しい。感染は全身状態の悪化を通じて筋力低下を急速に進め、呼吸筋・嚥下筋が侵されてクリーゼに至る。ほかに過労・手術・一部の薬剤も誘因となる。
5. 四肢遠位筋の筋力低下を生じやすい。
❌ 誤り。遠位優位ではない。正しくは、四肢では近位筋、そのほか外眼筋・顔面筋・嚥下筋・呼吸筋が障害されやすい。
❌ 誤り。遠位優位ではない。正しくは、四肢では近位筋、そのほか外眼筋・顔面筋・嚥下筋・呼吸筋が障害されやすい。
【試験対策ポイント】
- 部位:神経筋接合部(抗アセチルコリン受容体抗体)
- 症状:易疲労性、夕方に悪化、眼瞼下垂・複視、近位筋優位
- 反復刺激試験:振幅が漸減(waning)
- クリーゼの誘因:感染・過労・手術・一部の薬剤
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