第51回 理学療法士国家試験 午後 第33問
臨床医学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第33問(臨床医学)の正答は 1・4 です。肘部管症候群は肘の内側(肘部管)で尺骨神経が圧迫される絞扼性神経障害である。
問題
肘部管症候群の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 小指球の筋萎縮 ✓
- 2. 示指のしびれ感
- 3. Tinel 徴候陰性
- 4. Froment 徴候陽性 ✓
- 5. Phalen テスト陽性
正答:1・4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.4%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・4番 — 小指球の筋萎縮・Froment 徴候陽性
肘部管症候群は肘の内側(肘部管)で尺骨神経が圧迫される絞扼性神経障害である。尺骨神経が支配する小指球筋・骨間筋・母指内転筋の筋力低下と萎縮、環指尺側半分と小指のしびれが出る。
【各選択肢の解説】
1. 小指球の筋萎縮
✅ 正しい。小指外転筋など小指球の筋は尺骨神経支配のため、神経障害が進むと萎縮する。
✅ 正しい。小指外転筋など小指球の筋は尺骨神経支配のため、神経障害が進むと萎縮する。
2. 示指のしびれ感
❌ 誤り。示指は尺骨神経の感覚領域ではない。正しくは、しびれは環指の尺側半分と小指に出る。示指のしびれは正中神経障害(手根管症候群など)でみられる。
❌ 誤り。示指は尺骨神経の感覚領域ではない。正しくは、しびれは環指の尺側半分と小指に出る。示指のしびれは正中神経障害(手根管症候群など)でみられる。
3. Tinel 徴候陰性
❌ 誤り。障害部位をたたくと神経の支配領域にしびれが走る。正しくは、肘部管上でTinel徴候は陽性になる。
❌ 誤り。障害部位をたたくと神経の支配領域にしびれが走る。正しくは、肘部管上でTinel徴候は陽性になる。
4. Froment 徴候陽性
✅ 正しい。尺骨神経支配の母指内転筋が弱るため、紙を母指と示指で挟むと正中神経支配の長母指屈筋で代償し、母指IP関節が屈曲する(陽性)。
✅ 正しい。尺骨神経支配の母指内転筋が弱るため、紙を母指と示指で挟むと正中神経支配の長母指屈筋で代償し、母指IP関節が屈曲する(陽性)。
5. Phalen テスト陽性
❌ 誤り。Phalenテストは手関節の掌屈位保持で手根管内の正中神経を圧迫する検査である。正しくは、手根管症候群で陽性になり、肘部管症候群とは関係しない。
❌ 誤り。Phalenテストは手関節の掌屈位保持で手根管内の正中神経を圧迫する検査である。正しくは、手根管症候群で陽性になり、肘部管症候群とは関係しない。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 肘部管症候群(尺骨神経) | 手根管症候群(正中神経) |
|---|---|---|
| しびれ | 環指尺側半分・小指 | 母指〜環指橈側半分 |
| 萎縮 | 小指球・骨間筋 | 母指球 |
| 誘発検査 | Froment徴候・肘部のTinel徴候 | Phalenテスト・手関節部のTinel徴候 |
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