第51回 理学療法士国家試験 午後 第34問
運動学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第34問(運動学)の正答は 4 です。立ち上がり動作では、ハムストリングスや大腿直筋などの二関節筋が、関節をまたいで力を伝達し体重心の移動方向を制御します。
問題
健常人における椅子座位からの立ち上がり動作の運動学的な特徴で正しいのはどれか。
- 1. 体幹前傾後に座圧中心位置は後方へ変位する。
- 2. 離殿までの身体重心の前方移動は膝の屈曲によって起こる。
- 3. 体重心位置の上方への移動は前方のおよそ2倍である。
- 4. 体重心位置の方向制御には二関節筋が関与している。 ✓
- 5. 立位になる直前に足圧中心はいったん大きく後方へ変位する。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30%参考値
10人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 体重心位置の方向制御には二関節筋が関与している。
立ち上がり動作では、ハムストリングスや大腿直筋などの二関節筋が、関節をまたいで力を伝達し体重心の移動方向を制御します。多関節協調に二関節筋が重要な役割を果たします。
【各選択肢の解説】
1. 体幹前傾後に座圧中心位置は後方へ変位する。
❌ 誤り。体幹前傾に伴い座圧中心(足圧中心)は前方へ移動して離殿に備える。
❌ 誤り。体幹前傾に伴い座圧中心(足圧中心)は前方へ移動して離殿に備える。
2. 離殿までの身体重心の前方移動は膝の屈曲によって起こる。
❌ 誤り。離殿前の重心前方移動は主に股関節屈曲・体幹前傾によって起こる。
❌ 誤り。離殿前の重心前方移動は主に股関節屈曲・体幹前傾によって起こる。
3. 体重心位置の上方への移動は前方のおよそ2倍である。
❌ 誤り。前方移動が先行し、その後上方へ移動する。上方が前方の2倍という関係は成り立たない。
❌ 誤り。前方移動が先行し、その後上方へ移動する。上方が前方の2倍という関係は成り立たない。
4. 体重心位置の方向制御には二関節筋が関与している。
✅ 正しい。ハムストリングス・大腿直筋などの二関節筋が重心移動方向の制御に関与する。
✅ 正しい。ハムストリングス・大腿直筋などの二関節筋が重心移動方向の制御に関与する。
5. 立位になる直前に足圧中心はいったん大きく後方へ変位する。
❌ 誤り。離殿後、足圧中心は前方から徐々に支持基底面内に収まる。立位直前に大きく後方変位はしない。
❌ 誤り。離殿後、足圧中心は前方から徐々に支持基底面内に収まる。立位直前に大きく後方変位はしない。
【試験対策ポイント】
立ち上がりは①屈曲相(体幹前傾・重心前方移動)→②離殿相(足圧中心が足部へ前方移動)→③伸展相(重心上方移動)の流れ。離殿の瞬間に足圧中心が最も前方になり、二関節筋の協調で滑らかに伸展する点が問われやすい。「前傾=足圧中心は前方」を基本に消去する。
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