第51回 理学療法士国家試験 午後 第35問
生理学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第35問(生理学)の正答は 2 です。筋が収縮を続けるとATPの分解が再合成に追いつかなくなり、分解産物のADPと無機リン酸が増える。
問題
筋疲労時にみられるのはどれか。
- 1. 乳酸の減少
- 2. ADP 濃度の増加 ✓
- 3. グリコーゲンの増加
- 4. 筋形質中の pH の上昇
- 5. 小胞体のカルシウムイオン取り込みの増加
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 10%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — ADP 濃度の増加
筋が収縮を続けるとATPの分解が再合成に追いつかなくなり、分解産物のADPと無機リン酸が増える。同時に解糖で乳酸と水素イオンが増えてpHが下がり、筋小胞体のCa²⁺の出し入れも落ちて収縮力が低下する。
【各選択肢の解説】
1. 乳酸の減少
❌ 誤り。運動強度が高いと解糖が進む。正しくは、乳酸は増加する。
❌ 誤り。運動強度が高いと解糖が進む。正しくは、乳酸は増加する。
2. ADP 濃度の増加
✅ 正しい。ATPがADPと無機リン酸に分解されて消費され、再合成が追いつかないためADPが増える。
✅ 正しい。ATPがADPと無機リン酸に分解されて消費され、再合成が追いつかないためADPが増える。
3. グリコーゲンの増加
❌ 誤り。グリコーゲンはエネルギー源として使われる。正しくは、筋グリコーゲンは減少し、枯渇は持久運動での疲労の原因になる。
❌ 誤り。グリコーゲンはエネルギー源として使われる。正しくは、筋グリコーゲンは減少し、枯渇は持久運動での疲労の原因になる。
4. 筋形質中の pH の上昇
❌ 誤り。水素イオンが増えて酸性に傾く。正しくは、pHは低下する。
❌ 誤り。水素イオンが増えて酸性に傾く。正しくは、pHは低下する。
5. 小胞体のカルシウムイオン取り込みの増加
❌ 誤り。疲労時は筋小胞体の働きが落ちる。正しくは、筋小胞体のCa²⁺の放出と取り込みはいずれも低下し、収縮と弛緩が遅くなる。
❌ 誤り。疲労時は筋小胞体の働きが落ちる。正しくは、筋小胞体のCa²⁺の放出と取り込みはいずれも低下し、収縮と弛緩が遅くなる。
【試験対策ポイント】
| 増えるもの | 減るもの |
|---|---|
| ADP・無機リン酸 | ATP(再合成が追いつかない) |
| 乳酸・水素イオン | pH |
| ― | グリコーゲン・筋小胞体のCa²⁺の出し入れ |
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