PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第46問

臨床医学第51回午後

第51回 理学療法士国家試験 午後 第46問(臨床医学)の正答は 2 です。増殖性網膜症がある糖尿病患者では、運動による血圧上昇が眼底出血や網膜剥離を誘発する危険があるため、強度の高い運動療法は禁忌となります。

問題
糖尿病患者における運動療法が禁忌となる合併症はどれか。
  1. 1. 高血圧症
  2. 2. 増殖性網膜症
  3. 3. 閉塞性動脈硬化症
  4. 4. ポリニューロパチー
  5. 5. ペースメーカー植込み後

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 増殖性網膜症

増殖性網膜症がある糖尿病患者では、運動による血圧上昇が眼底出血や網膜剥離を誘発する危険があるため、強度の高い運動療法は禁忌となります。


【各選択肢の解説】

1. 高血圧症
❌ 誤り。コントロール下では運動療法はむしろ推奨される。著明な高血圧時のみ一時中止。
2. 増殖性網膜症
✅ 正しい。運動時の血圧上昇で眼底出血・網膜剥離を起こす危険があり、運動療法は禁忌となる。
3. 閉塞性動脈硬化症
❌ 誤り。むしろ間欠性跛行に対する運動療法(歩行訓練)が適応となる。
4. ポリニューロパチー
❌ 誤り。神経障害自体は運動の禁忌ではないが、足の保護(足底の傷に注意)など配慮して行う。
5. ペースメーカー植込み後
❌ 誤り。設定範囲内であれば運動は可能で、禁忌ではない。

【試験対策ポイント】

糖尿病の運動療法が禁忌・控えるケースを押さえる:増殖性(進行した)網膜症(眼底出血リスク)、コントロール不良の高血糖・ケトーシス、重症の自律神経障害・腎症、急性合併症など。一方、軽症網膜症・末梢神経障害・閉塞性動脈硬化症は配慮の上で運動可。「増殖性網膜症=禁忌」は頻出。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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