PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第68問

生理学第51回午後

第51回 理学療法士国家試験 午後 第68問(生理学)の正答は 4 です。加齢変化の増える・減る・上がる・下がるの向きを問う問題である。

問題
高齢者にみられる変化で正しいのはどれか。
  1. 1. 骨吸収は停止する。
  2. 2. 残気量は減少する。
  3. 3. 収縮期血圧は下降する。
  4. 4. 水晶体は蛋白変性する。 ✓
  5. 5. 皮膚の痛み閾値は低下する。

正答:4番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65%標準

40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 水晶体は蛋白変性する。

加齢変化の増える・減る・上がる・下がるの向きを問う問題である。水晶体の蛋白(クリスタリン)は生涯ほとんど入れ替わらないため、加齢で変性・混濁が進み白内障の原因となる。


【各選択肢の解説】

1. 骨吸収は停止する。
❌ 誤り。骨吸収は止まらない。正しくは、加齢では骨吸収が骨形成を上回るため骨量が減少し、骨粗鬆症につながる。
2. 残気量は減少する。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは、肺の弾性収縮力の低下や末梢気道の早期閉塞により、残気量は増加する(肺活量は減少)。
3. 収縮期血圧は下降する。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは、動脈硬化で大血管が硬くなるため収縮期血圧は上昇し、脈圧が大きくなる。
4. 水晶体は蛋白変性する。
✅ 正しい(=正答)。水晶体の蛋白が変性して混濁すると白内障となる。加齢性白内障は高齢者に多い眼の変化の代表である。
5. 皮膚の痛み閾値は低下する。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは、感覚受容器や末梢神経の減少により、加齢では痛み閾値は上昇する(痛みを感じにくくなる)。

【試験対策ポイント】

項目加齢での変化
残気量増加
肺活量・1秒量減少
収縮期血圧上昇
骨量減少(吸収>形成)
痛み閾値上昇
水晶体変性・混濁(白内障)

「閾値が上がる=感じにくくなる」と言葉の向きを取り違えない。

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