第51回 理学療法士国家試験 午後 第72問
運動学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第72問(運動学)の正答は 5 です。立位の重心の位置(前か後ろか・高いか低いか)と、重心動揺の加齢変化を問う問題である。
問題
立位姿勢時の重心について正しいのはどれか。
- 1. 仙骨の後方にある。
- 2. 閉眼すると後方に移動する。
- 3. 小児は相対的に成人より足底に近い。
- 4. 重心線は膝関節中心の後方1~2cmを通る。
- 5. 重心動揺面積は老年期には加齢に伴い増大する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 重心動揺面積は老年期には加齢に伴い増大する。
立位の重心の位置(前か後ろか・高いか低いか)と、重心動揺の加齢変化を問う問題である。老年期には視覚・前庭覚・体性感覚と筋力の低下が重なり、姿勢を保つ制御が粗くなるため重心動揺面積が大きくなる。
【各選択肢の解説】
1. 仙骨の後方にある。
❌ 誤り。前後が逆。正しくは、成人の立位重心は第2仙椎のやや前方(骨盤内)にある。
❌ 誤り。前後が逆。正しくは、成人の立位重心は第2仙椎のやや前方(骨盤内)にある。
2. 閉眼すると後方に移動する。
❌ 誤り。閉眼で起こるのは一定方向への移動ではない。正しくは、閉眼で視覚の情報がなくなると重心動揺(動揺面積・総軌跡長)が増大する。
❌ 誤り。閉眼で起こるのは一定方向への移動ではない。正しくは、閉眼で視覚の情報がなくなると重心動揺(動揺面積・総軌跡長)が増大する。
3. 小児は相対的に成人より足底に近い。
❌ 誤り。高低が逆。正しくは、小児は体に対して頭部が大きいため、重心は相対的に成人より高い(足底から遠い)位置にある。
❌ 誤り。高低が逆。正しくは、小児は体に対して頭部が大きいため、重心は相対的に成人より高い(足底から遠い)位置にある。
4. 重心線は膝関節中心の後方1~2cmを通る。
❌ 誤り。前後が逆。正しくは、重心線は膝関節中心のやや前方を通り、膝には伸展方向のモーメントが働く。
❌ 誤り。前後が逆。正しくは、重心線は膝関節中心のやや前方を通り、膝には伸展方向のモーメントが働く。
5. 重心動揺面積は老年期には加齢に伴い増大する。
✅ 正しい(=正答)。感覚と運動の両方の低下で姿勢制御の精度が落ち、高齢になるほど動揺面積が大きくなる。転倒の起こりやすさとも関連する。
✅ 正しい(=正答)。感覚と運動の両方の低下で姿勢制御の精度が落ち、高齢になるほど動揺面積が大きくなる。転倒の起こりやすさとも関連する。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 成人の立位重心 | 第2仙椎のやや前方 |
| 重心線と膝関節 | 膝関節中心のやや前方 |
| 小児の重心 | 成人より相対的に高い |
| 閉眼 | 重心動揺が増大 |
| 老年期 | 重心動揺面積が増大 |
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