第51回 理学療法士国家試験 午後 第73問
生理学第51回午後
エネルギー代謝率の計算式で正しいのはどれか。
1. 内的仕事量 ÷ 全仕事量
2. 基礎代謝量 ÷ 基準体表面積
3. 労作代謝量 ÷ 基礎代謝量
4. 作業時代謝量 ÷ 安静時代謝量
5. 作業時エネルギー消費量 ÷ 安静時エネルギー消費量
- 1. 内的仕事量 ÷ 全仕事量
- 2. 基礎代謝量 ÷ 基準体表面積
- 3. 労作代謝量 ÷ 基礎代謝量 ✓
- 4. 作業時代謝量 ÷ 安静時代謝量
- 5. 作業時エネルギー消費量 ÷ 安静時エネルギー消費量
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 労作代謝量 ÷ 基礎代謝量
エネルギー代謝率(metabolic rate ratio)は、労作時の代謝量を基礎代謝量で除した値であり、作業強度を相対的に評価する指標です。この比率が高いほど、その作業は生体に対する代謝的負荷が大きいことを示します。
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【各選択肢の解説】
1. 内的仕事量 ÷ 全仕事量
❌ 誤り。これは機械効率の計算式です。内的仕事量と外的仕事量の比率を求める式であり、エネルギー代謝率ではありません。
2. 基礎代謝量 ÷ 基準体表面積
❌ 誤り。これは基礎代謝量を体表面積で正規化した値(単位面積当たりの代謝量)であり、エネルギー代謝率ではありません。
3. 労作代謝量 ÷ 基礎代謝量
✅ 正しい。エネルギー代謝率の定義式です。安静時(基礎代謝)を基準(1.0)として、作業時の代謝がそれの何倍かを表します。
4. 作業時代謝量 ÷ 安静時代謝量
❌ 誤り。計算の概念は近いですが、正確にはエネルギー代謝率は基礎代謝量(測定条件が厳格)で除すべきです。
5. 作業時エネルギー消費量 ÷ 安静時エネルギー消費量
❌ 誤り。選択肢4と同様で、用語の厳密性に欠けます。エネルギー代謝率は「労作代謝量」と「基礎代謝量」の比として定義されます。
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【試験対策ポイント】
• エネルギー代謝率 = 労作代謝量 ÷ 基礎代謝量(基本式を暗記)
• 基礎代謝量:安静時の最小限のエネルギー消費(基準値)
• 労作代謝量:作業時の代謝量から基礎代謝量を差引いた値