PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第89問

臨床医学第51回午後
Guillain-Barré症候群について正しいのはどれか。 1. 高頻度に再発する。 2. 痙性麻痺が中核症状である。 3. 運動麻痺は一側性に進行する。 4. 髄液に異常所見が認められる。 5. ステロイドパルス療法が有効である。
  1. 1. 高頻度に再発する。
  2. 2. 痙性麻痺が中核症状である。
  3. 3. 運動麻痺は一側性に進行する。
  4. 4. 髄液に異常所見が認められる。 ✓
  5. 5. ステロイドパルス療法が有効である。

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 髄液に異常所見が認められる。 ギラン・バレー症候群は急性炎症性脱髄性多発神経炎であり、髄液検査ではタンパク質の上昇(蛋白細胞解離)が特徴的な所見となります。 --- 【各選択肢の解説】 1. 高頻度に再発する。 ❌ 誤り。ギラン・バレー症候群は通常、単発性で予後良好です。再発率は数%以下と極めて低く、高頻度の再発は特徴ではありません。 2. 痙性麻痺が中核症状である。 ❌ 誤り。中核症状は弛緩性麻痺です。運動ニューロン障害により筋力低下と反射低下を呈し、痙性ではなく弛緩性です。 3. 運動麻痺は一側性に進行する。 ❌ 誤り。典型的には両側対称性に進行します。下肢から始まり上行性に広がり、やがて顔面・球麻痺に至ることが多く、対称性が特徴です。 4. 髄液に異常所見が認められる。 ✅ 正しい。髄液検査で蛋白質の著明な上昇(通常50~200mg/dL以上)と細胞数の正常~軽微な上昇(蛋白細胞解離)が特徴的です。 5. ステロイドパルス療法が有効である。 ❌ 誤り。ギラン・バレー症候群の治療はIVIg(免疫グロブリン静注)または血漿交換療法が有効とされ、ステロイド単独療法は効果がありません。 --- 【試験対策ポイント】 • ギラン・バレー症候群=蛋白細胞解離(蛋白↑、細胞数正常) • 弛緩性麻痺が中核症状、両側対称性の上行性進行 • 治療:IVIgまたは血漿交換療法が有効、ステロイド無効
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