PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第91問

臨床医学第51回午後

第51回 理学療法士国家試験 午後 第91問(臨床医学)の正答は 1 です。右冠動脈は洞房結節・房室結節への枝を出すことが多く、右冠動脈閉塞(下壁梗塞)では刺激伝導系が障害され房室ブロックや徐脈をきたしやすいのが特徴です。

問題
急性心筋梗塞で左冠動脈閉塞に比べて右冠動脈閉塞に特徴的なのはどれか。
  1. 1. 房室伝導ブロック
  2. 2. 心原性ショック
  3. 3. 心室中隔穿孔
  4. 4. 心室性頻拍
  5. 5. 肺うっ血

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 房室伝導ブロック

右冠動脈は洞房結節・房室結節への枝を出すことが多く、右冠動脈閉塞(下壁梗塞)では刺激伝導系が障害され房室ブロックや徐脈をきたしやすいのが特徴です。


【各選択肢の解説】

1. 房室伝導ブロック
✅ 正しい。右冠動脈は房室結節を栄養するため、その閉塞で房室ブロック・徐脈が起こりやすいです。
2. 心原性ショック
❌ 誤り。広範な左室梗塞をきたす左冠動脈(特に前下行枝)閉塞でより起こりやすい合併症です。
3. 心室中隔穿孔
❌ 誤り。前壁中隔を栄養する左前下行枝の梗塞で生じやすい機械的合併症です。
4. 心室性頻拍
❌ 誤り。左室梗塞範囲が広い左冠動脈閉塞で起こりやすい不整脈です。
5. 肺うっ血
❌ 誤り。左室ポンプ失調による左心不全=肺うっ血で、左冠動脈閉塞でより顕著です。

【試験対策ポイント】

冠動脈支配:右冠動脈→下壁・洞房結節・房室結節(閉塞で徐脈・房室ブロック)。左前下行枝→前壁中隔(心室中隔穿孔・広範梗塞→心原性ショック・心不全)。下壁梗塞=徐脈系という対応を覚える。

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