第51回 理学療法士国家試験 午後 第91問
臨床医学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第91問(臨床医学)の正答は 1 です。房室結節を栄養する房室結節枝は多くが右冠動脈から出る。
問題
急性心筋梗塞で左冠動脈閉塞に比べて右冠動脈閉塞に特徴的なのはどれか。
- 1. 房室伝導ブロック ✓
- 2. 心原性ショック
- 3. 心室中隔穿孔
- 4. 心室性頻拍
- 5. 肺うっ血
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 房室伝導ブロック
房室結節を栄養する房室結節枝は多くが右冠動脈から出る。そのため右冠動脈閉塞(下壁梗塞)では房室ブロックや徐脈が起こりやすい。左冠動脈閉塞は左室を広く障害し、ポンプ機能の低下による合併症が目立つ。
【各選択肢の解説】
1. 房室伝導ブロック
✅ 正しい。右冠動脈は多くの人で房室結節を栄養している。その血流が途絶えると房室結節の伝導が障害され、房室ブロックが生じる。
✅ 正しい。右冠動脈は多くの人で房室結節を栄養している。その血流が途絶えると房室結節の伝導が障害され、房室ブロックが生じる。
2. 心原性ショック
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な合併症ではない。正しくは、左室心筋の広い範囲が壊死する左冠動脈(特に前下行枝)の閉塞による広範前壁梗塞で起こりやすい。
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な合併症ではない。正しくは、左室心筋の広い範囲が壊死する左冠動脈(特に前下行枝)の閉塞による広範前壁梗塞で起こりやすい。
3. 心室中隔穿孔
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な合併症ではない。正しくは、心室中隔の前部を栄養する左前下行枝の閉塞(前壁中隔梗塞)で多い。
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な合併症ではない。正しくは、心室中隔の前部を栄養する左前下行枝の閉塞(前壁中隔梗塞)で多い。
4. 心室性頻拍
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な不整脈ではない。正しくは心室性不整脈は梗塞部位を問わず急性期に起こり、左室の障害範囲が広いほど起こりやすい。
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な不整脈ではない。正しくは心室性不整脈は梗塞部位を問わず急性期に起こり、左室の障害範囲が広いほど起こりやすい。
5. 肺うっ血
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な所見ではない。正しくは、左室のポンプ機能が落ちて左心不全となる左冠動脈の閉塞で起こりやすい。
❌ 誤り。右冠動脈閉塞に特徴的な所見ではない。正しくは、左室のポンプ機能が落ちて左心不全となる左冠動脈の閉塞で起こりやすい。
【試験対策ポイント】
| 閉塞血管 | 梗塞部位 | 起こりやすい合併症 |
|---|---|---|
| 右冠動脈 | 下壁・右室 | 房室ブロック・洞性徐脈 |
| 左前下行枝 | 前壁・中隔 | 心原性ショック・心不全(肺うっ血)・心室中隔穿孔 |
| 左回旋枝 | 側壁・後壁 | — |
右冠動脈=刺激伝導系(徐脈系)、左冠動脈=ポンプ機能(心不全系)と整理する。
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