第51回 理学療法士国家試験 午後 第94問
生理学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第94問(生理学)の正答は 2 です。加齢で脊髄の運動ニューロンが脱落するため、運動単位の数は減少する。
問題
高齢者の筋で誤っているのはどれか。
- 1. 筋断面積が減少する。
- 2. 運動単位数が増加する。 ✓
- 3. 筋力増強効果はみられる。
- 4. タイプⅡ線維の萎縮が強い。
- 5. 持久力は筋力に比較して維持される。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 44.7%難問
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 運動単位数が増加する。
加齢で脊髄の運動ニューロンが脱落するため、運動単位の数は減少する。残った運動ニューロンが支配を失った筋線維を再支配するので、1つの運動単位あたりの筋線維数は増えるが、単位の数そのものは減る。
【各選択肢の解説】
1. 筋断面積が減少する。
✅ 正しい。加齢で筋線維の数が減り、残った線維も細くなる(サルコペニア)。そのため筋断面積は減少する。
✅ 正しい。加齢で筋線維の数が減り、残った線維も細くなる(サルコペニア)。そのため筋断面積は減少する。
2. 運動単位数が増加する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは運動ニューロンの脱落により運動単位数は減少する。増えるのは1運動単位あたりの筋線維数である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは運動ニューロンの脱落により運動単位数は減少する。増えるのは1運動単位あたりの筋線維数である。
3. 筋力増強効果はみられる。
✅ 正しい。高齢者でも筋は負荷に適応する能力を保っており、レジスタンストレーニングで筋力は増強する。初期は神経の適応、続いて筋肥大が寄与する。
✅ 正しい。高齢者でも筋は負荷に適応する能力を保っており、レジスタンストレーニングで筋力は増強する。初期は神経の適応、続いて筋肥大が寄与する。
4. タイプⅡ線維の萎縮が強い。
✅ 正しい。加齢では速筋線維(タイプⅡ)が選択的に萎縮する。速く強い収縮を担う線維が減るため、瞬発的な筋力の低下が目立つ。
✅ 正しい。加齢では速筋線維(タイプⅡ)が選択的に萎縮する。速く強い収縮を担う線維が減るため、瞬発的な筋力の低下が目立つ。
5. 持久力は筋力に比較して維持される。
✅ 正しい。持久的な収縮を担う遅筋線維(タイプⅠ)は比較的保たれる。このため持久力の低下は筋力の低下より小さい。
✅ 正しい。持久的な収縮を担う遅筋線維(タイプⅠ)は比較的保たれる。このため持久力の低下は筋力の低下より小さい。
【試験対策ポイント】
| 加齢による変化 | 向き |
|---|---|
| 運動単位数 | 減少 |
| 1運動単位あたりの筋線維数 | 増加 |
| タイプⅡ線維 | 萎縮が強い |
| タイプⅠ線維 | 比較的保たれる |
| トレーニング効果 | 保たれる |
「単位の数」と「単位あたりの線維数」の向きの取り違えが引っかけである。
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