PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午前 第8問

整形外科学第52回午前
44歳の女性。関節リウマチ。エックス線写真(別冊No. 2)を別に示す。身の回りのことはできるが、仕事は行えない。この患者のSteinbrockerの分類はどれか。 1. ステージⅡ、クラスⅡ 2. ステージⅢ、クラスⅢ 3. ステージⅢ、クラスⅣ 4. ステージⅣ、クラスⅢ 5. ステージⅣ、クラスⅣ
第52回午前第8問 図
  1. 1. ステージⅡ、クラスⅡ
  2. 2. ステージⅢ、クラスⅢ
  3. 3. ステージⅢ、クラスⅣ
  4. 4. ステージⅣ、クラスⅢ ✓
  5. 5. ステージⅣ、クラスⅣ

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — ステージⅣ、クラスⅢ Steinbrockerの分類は、関節リウマチの重症度を「ステージ(病理学的進行度)」と「クラス(機能障害度)」の2つの軸で評価します。エックス線写真で骨破壊・関節破壊が高度に認められることからステージⅣ、一方患者は身の回りのことはできるが仕事は行えない状態であることからクラスⅢと判定されます。 --- 【各選択肢の解説】 1. ステージⅡ、クラスⅡ ❌ 誤り。ステージⅡは軽微な骨萎縮のみで骨破壊がない初期段階であり、本症例の高度な破壊所見には該当しません。 2. ステージⅢ、クラスⅢ ❌ 誤り。ステージⅢは中等度の骨破壊ですが、エックス線写真で高度な破壊が認められればステージⅣと判定されます。 3. ステージⅢ、クラスⅣ ❌ 誤り。クラスⅣは寝たきり状態など日常生活全般が困難な状態であり、身の回りのことができる本症例ではクラスⅢです。 4. ステージⅣ、クラスⅢ ✅ 正しい。高度な骨破壊がステージⅣ、身の回りは自立しているが仕事不能の状態がクラスⅢに該当します。 5. ステージⅣ、クラスⅣ ❌ 誤り。ステージは正しいですが、患者が身の回りのことを実行できるためクラスⅣではなくクラスⅢです。 --- 【試験対策ポイント】 • ステージ:エックス線所見で判定(Ⅰ:正常、Ⅱ:軽微な萎縮、Ⅲ:中等度破壊、Ⅳ:高度破壊) • クラス:機能障害度で判定(Ⅰ:完全自立、Ⅱ:軽度障害、Ⅲ:身辺動作自立・仕事不能、Ⅳ:寝たきり) • 本症例は「身の回りできるが仕事不能」→クラスⅢの定義と合致
関連

▶ 第52回 全問一覧

▶ 整形外科学 の過去問一覧