第52回 理学療法士国家試験 午前 第9問
整形外科学第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第9問(整形外科学)の正答は 1・5 です。高齢女性が布団を持ち上げる程度の軽い負荷で急性の背部痛を起こし、MRIでは椎体の一部に周囲と異なる信号変化がみられる。
問題
78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真(別冊No.3A)とMRI(別冊No.3B)とを別に示す。この患者の病態はどれか。2つ選べ。
- 1. 骨粗鬆症 ✓
- 2. 脊椎分離症
- 3. 脊柱管狭窄症
- 4. 椎間板ヘルニア
- 5. 脊椎椎体圧迫骨折 ✓
正答:1・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37.5%難問
40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・5番 — 骨粗鬆症・脊椎椎体圧迫骨折
高齢女性が布団を持ち上げる程度の軽い負荷で急性の背部痛を起こし、MRIでは椎体の一部に周囲と異なる信号変化がみられる。骨粗鬆症を基盤にした脆弱性の椎体圧迫骨折である。
【各選択肢の解説】
1. 骨粗鬆症
✅ 正しい。日常動作程度の外力で椎体が潰れるのは骨強度が落ちているためで、高齢女性では骨粗鬆症が基盤になる。
✅ 正しい。日常動作程度の外力で椎体が潰れるのは骨強度が落ちているためで、高齢女性では骨粗鬆症が基盤になる。
2. 脊椎分離症
❌ 誤り。正しくは、分離症は椎弓の関節突起間部の疲労骨折で、成長期のスポーツ選手の腰椎(とくにL5)に多い。
❌ 誤り。正しくは、分離症は椎弓の関節突起間部の疲労骨折で、成長期のスポーツ選手の腰椎(とくにL5)に多い。
3. 脊柱管狭窄症
❌ 誤り。正しくは、脊柱管狭窄症は歩くと下肢のしびれ・痛みが出て前かがみの休息で軽くなる神経性間欠性跛行が主症状で、急な発症の帯状痛ではない。
❌ 誤り。正しくは、脊柱管狭窄症は歩くと下肢のしびれ・痛みが出て前かがみの休息で軽くなる神経性間欠性跛行が主症状で、急な発症の帯状痛ではない。
4. 椎間板ヘルニア
❌ 誤り。正しくは、椎間板ヘルニアは髄核が後方へ飛び出して神経根などを圧迫する病態で、障害された神経根の領域に放散痛やしびれが出る。画像でみるべきは椎間板であり椎体の信号変化ではない。
❌ 誤り。正しくは、椎間板ヘルニアは髄核が後方へ飛び出して神経根などを圧迫する病態で、障害された神経根の領域に放散痛やしびれが出る。画像でみるべきは椎間板であり椎体の信号変化ではない。
5. 脊椎椎体圧迫骨折
✅ 正しい。背部から体幹前面へ回る帯状痛と寝返り困難は、胸椎の椎体骨折の痛みと矛盾しない。MRIで信号変化のある椎体は新しい骨折の部位を示す。
✅ 正しい。背部から体幹前面へ回る帯状痛と寝返り困難は、胸椎の椎体骨折の痛みと矛盾しない。MRIで信号変化のある椎体は新しい骨折の部位を示す。
【試験対策ポイント】
- 骨粗鬆症性椎体骨折は胸腰椎移行部に多い
- 新しい骨折はMRIで見分ける(新鮮骨折はT1強調で低信号、STIR・T2強調で高信号)
- X線で潰れた椎体が複数あっても、いま痛いのがどれかはMRIで決める
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