PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午前 第10問

神経内科学第52回午前
62歳の男性。Parkinson病。起立と歩行は可能であるが、歩行中の方向転換時には不安定となり転倒しそうになる。姿勢反射障害もみられる。独居で日常生活はほぼ自立しているが、通院には介助が必要である。この患者のHoehn & Yahrの重症度分類ステージはどれか。 1. Ⅰ 2. Ⅱ 3. Ⅲ 4. Ⅳ 5. Ⅴ
  1. 1. Ⅰ
  2. 2. Ⅱ
  3. 3. Ⅲ ✓
  4. 4. Ⅳ
  5. 5. Ⅴ

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — Ⅲ 患者は起立・歩行は可能だが、方向転換時に不安定となり姿勢反射障害がみられる状態であり、これはHoehn & Yahrステージ3の「軽度から中等度の障害。姿勢反射が障害されているが、身体的には独立している」に相当します。 --- 【各選択肢の解説】 1. Ⅰ ❌ 誤り。ステージ1は片側のみに症状がある初期段階であり、この患者の両側性かつ姿勢反射障害を伴う状態とは合致しません。 2. Ⅱ ❌ 誤り。ステージ2は両側性または体幹の症状があっても姿勢反射がまだ保たれている段階です。本患者は姿勢反射障害が既にみられるため、これより進行しています。 3. Ⅲ ✅ 正しい。姿勢反射障害があり、方向転換時に不安定性がみられますが、起立・歩行は可能で日常生活がほぼ自立している状態がステージ3に該当します。 4. Ⅳ ❌ 誤り。ステージ4は歩行が著しく障害され、援助がないと立位保持が困難な段階です。本患者は起立・歩行が可能なため該当しません。 5. Ⅴ ❌ 誤り。ステージ5は寝たきりまたは車椅子に依存する状態であり、本患者は日常生活がほぼ自立しているため全く異なります。 --- 【試験対策ポイント】 - ステージ3:姿勢反射障害+軽度~中等度の障害+ADL自立が判別のキー - ステージ2→3の境界:姿勢反射障害の出現で区別 - ステージ4→5:歩行の可否と介助の必要性が重要な判別指標
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