第52回 理学療法士国家試験 午前 第11問
整形外科学第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第11問(整形外科学)の正答は 2 です。CRPSは外傷後に、受傷の程度に見合わない持続痛と、血管運動・発汗・浮腫・運動・栄養の変化を伴う病態である。
問題
35歳の女性。橈骨遠位端骨折後に右上肢にCRPS〈複合性局所疼痛症候群〉を生じた。この患者にみられる所見に合致しないのはどれか。
- 1. 浮腫
- 2. 痛覚鈍麻 ✓
- 3. 発汗異常
- 4. アロディニア
- 5. 皮膚温の変化
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 35%難問
40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 痛覚鈍麻
CRPSは外傷後に、受傷の程度に見合わない持続痛と、血管運動・発汗・浮腫・運動・栄養の変化を伴う病態である。感覚の所見は痛覚過敏・アロディニア(痛みが強まる方向)で、痛覚鈍麻は典型所見に当てはまらない。
【各選択肢の解説】
1. 浮腫
❌ 合致する。正しくは、患肢の浮腫はCRPSの代表的な所見である(Budapest基準の項目の1つ)。
❌ 合致する。正しくは、患肢の浮腫はCRPSの代表的な所見である(Budapest基準の項目の1つ)。
2. 痛覚鈍麻
✅ 合致しない(=正答)。CRPSの感覚の異常は痛みが強まる方向(痛覚過敏・アロディニア)であり、痛覚が鈍くなる所見は診断基準の項目に含まれない。
✅ 合致しない(=正答)。CRPSの感覚の異常は痛みが強まる方向(痛覚過敏・アロディニア)であり、痛覚が鈍くなる所見は診断基準の項目に含まれない。
3. 発汗異常
❌ 合致する。正しくは、発汗の増加・減少や左右差はCRPSでみられる自律神経の所見である。
❌ 合致する。正しくは、発汗の増加・減少や左右差はCRPSでみられる自律神経の所見である。
4. アロディニア
❌ 合致する。正しくは、触れる・衣服がこすれるなど本来痛くない刺激で痛むアロディニアはCRPSの代表的な感覚所見である。
❌ 合致する。正しくは、触れる・衣服がこすれるなど本来痛くない刺激で痛むアロディニアはCRPSの代表的な感覚所見である。
5. 皮膚温の変化
❌ 合致する。正しくは、皮膚温の左右差や皮膚色の変化は血管運動の異常としてCRPSでみられる。
❌ 合致する。正しくは、皮膚温の左右差や皮膚色の変化は血管運動の異常としてCRPSでみられる。
【試験対策ポイント】
| 区分 | 所見 |
|---|---|
| 感覚 | 痛覚過敏・アロディニア |
| 血管運動 | 皮膚温・皮膚色の変化、左右差 |
| 浮腫・発汗 | 浮腫、発汗の変化・左右差 |
| 運動・栄養 | 可動域低下、筋力低下、振戦、皮膚・毛・爪の変化 |
(Budapest基準の4区分)
「鈍くなる」所見は選ばない。
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