PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午前 第12問

整形外科学第52回午前

第52回 理学療法士国家試験 午前 第12問(整形外科学)の正答は 5 です。X線は「右」「左」の表示どおり、右下肺野の透過性が低下して陰影がみられる。

問題
嚥下障害がある患者の胸部エックス線写真(別冊No. 4)を別に示す。予想される理学所見はどれか。
第52回午前第12問 図
  1. 1. 胸痛
  2. 2. 乾性咳嗽
  3. 3. 頸静脈怒張
  4. 4. 右胸部打診で鼓音
  5. 5. 右胸部聴診で水疱音 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 47.7%難問

44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 右胸部聴診で水疱音

X線は「右」「左」の表示どおり、右下肺野の透過性が低下して陰影がみられる。嚥下障害のある患者の右下肺の陰影は誤嚥性肺炎を考える。気道に分泌物がたまるため、その部位で水疱音(粗い断続性ラ音)が聴取される。


【各選択肢の解説】

1. 胸痛
❌ 誤り。正しくは、胸痛は胸膜炎・気胸・心疾患などで目立つ症状で、誤嚥性肺炎を示す所見ではない。
2. 乾性咳嗽
❌ 誤り。正しくは、肺炎では分泌物を伴う湿性咳嗽がみられる。乾性咳嗽は間質性肺炎などでみられる。
3. 頸静脈怒張
❌ 誤り。正しくは、頸静脈怒張は右心不全や心タンポナーデなど、右心への静脈還流が滞る病態でみられる。
4. 右胸部打診で鼓音
❌ 誤り。正しくは、肺炎の部位は含気が減るため打診で濁音となる。鼓音は気胸など空気が増えた部位で聞かれる。
5. 右胸部聴診で水疱音
✅ 正しい。肺炎で気道内に分泌物がたまると、空気が分泌物の中を通る粗い断続音(水疱音)が病変部で聞こえる。

【試験対策ポイント】

所見主な病態
水疱音(粗い断続性ラ音)肺炎・気道分泌物の貯留
捻髪音(細かい断続性ラ音)間質性肺炎
打診で濁音肺炎(含気低下)・胸水
打診で鼓音気胸

誤嚥は右に起こりやすい(右主気管支は左より太く、傾きが垂直に近い)。

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