第52回 理学療法士国家試験 午前 第14問
人間発達学第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第14問(人間発達学)の正答は 3 です。着地時に踵に違和感があり直後から歩行困難、MRIでは矢印の部位でアキレス腱の連続性が途切れており、アキレス腱断裂である。
問題
39歳の男性。野球の試合中にジャンプしてボールをキャッチした着地時に、踵に疼痛と違和感とを訴えた。その直後から歩行困難となったために、応急処置の後に緊急搬送された。搬送先の病院で撮影された足部MRI(別冊No.5)を別に示す。矢印は損傷部位を示す。受傷直後の処置として適切なのはどれか。
- 1. 足底板による固定
- 2. 足関節周辺の保温
- 3. 足関節底屈位での固定 ✓
- 4. 強擦法による下腿部のマッサージ
- 5. 端座位による下腿下垂位での安静
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 69.2%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 足関節底屈位での固定
着地時に踵に違和感があり直後から歩行困難、MRIでは矢印の部位でアキレス腱の連続性が途切れており、アキレス腱断裂である。足関節を底屈位にすると断端どうしが近づき腱への張力が抜けるため、受傷直後は底屈位で固定する。
【各選択肢の解説】
1. 足底板による固定
❌ 誤り。正しくは、足底板は足のアーチの支持や荷重の分散に使うもので、足関節の角度を保持できず断端を近づける固定にはならない。
❌ 誤り。正しくは、足底板は足のアーチの支持や荷重の分散に使うもので、足関節の角度を保持できず断端を近づける固定にはならない。
2. 足関節周辺の保温
❌ 誤り。正しくは、受傷直後は出血・腫脹を抑えるため冷却する。
❌ 誤り。正しくは、受傷直後は出血・腫脹を抑えるため冷却する。
3. 足関節底屈位での固定
✅ 正しい。底屈位で腱が緩み、断端が近づいた状態を保てる。背屈すると断端が離れるため、背屈を避けて固定する。
✅ 正しい。底屈位で腱が緩み、断端が近づいた状態を保てる。背屈すると断端が離れるため、背屈を避けて固定する。
4. 強擦法による下腿部のマッサージ
❌ 誤り。正しくは、受傷直後の強い刺激は出血・腫脹を増やすため行わず、安静・冷却・圧迫・挙上で対応する。
❌ 誤り。正しくは、受傷直後の強い刺激は出血・腫脹を増やすため行わず、安静・冷却・圧迫・挙上で対応する。
5. 端座位による下腿下垂位での安静
❌ 誤り。正しくは、下腿を下げると腫脹が強まるため、受傷直後は挙上する。
❌ 誤り。正しくは、下腿を下げると腫脹が強まるため、受傷直後は挙上する。
【試験対策ポイント】
- 受傷直後の対応=RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)+底屈位固定
- 診断の手がかり=Thompsonテスト陽性(下腿三頭筋をつかんでも足関節が底屈しない)、断裂部の陥凹
- 保存療法・術後とも、底屈位から段階的に背屈を許していく
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